almost everyday.

its a matter of taste, yeah

「ぬるい」と「暖かい」の違い

6時半、始発のバスで仙台へ。座席に腰を下ろすなり途端に寝入ってしまいそうな眠気が身体を包み込んでいます。だったら何ももう1本遅らせてゆっくり眠ってくればよかったじゃないか、とは自分でも思うしそうしたいのはやまやまなのですが、いかんせんこれを逃すと停留所周辺の駐車場がすべて埋まってしまうのでやむを得ずの早起きなのでした。NYANTORAスピリチュアライズドを続けて聴いたらそのままぐっすり2時間熟睡、目を開いたらまるで瞬間移動したかのように景色がすっかり変わってしまっていて、己が眠りの深さにただただ驚きました。ここでちゃんと起きられたのもちょっとした奇跡かもしれません。本日の運を既に全て使い果たしたような気分。
仕事へ出かけて誰もいない相方んちへあがりこみ、保存食材の在庫チェックなどしつつしばしのんびり。無造作に重ねてあった「からくりサーカス」を読んだらどうやらこれが最終巻だったみたいで、その前の2巻ぶんくらいをぱらぱらめくって話の経緯を確認しつつつい熟読してしまいました。しかし、この連載って9年も続いてたのですね。最終的に宇宙にまで手を出したのはやりすぎだとうという気がします。でも、やっぱりおもしろいな。見開きまっくろな血みどろシーンは怖いけど。あと、連載初期から絵の雰囲気がほとんど変わっていないのがすごいなあと思いました。

近所のスーパーへ出かけて、作り置きの相方用ごはん(冷凍しといて、平日の夜ごはんにしてもらう用のやつ。今回は根菜類ごろごろ入りのクリーム煮)とお夕飯の仕込みだけしてバスで駅前へ。勾当台公園に白いテントがたくさん並んでるのが見えたので、そこで下りてふらふらとひやかしに行きました。ステージではライブが行われ、テントには絵や帽子やTシャツが並べられていて、どうやらこれは未来のアーティストさん達が集う表現の場、のようです。天気がよくてそこそこ賑わっていて、ゆったりのほほんとした空気も気持ちよくはあったのですが、何だか心にひっかかったのは多くのテントに掲げられた「料金はお客様の気持ちで決めてください」の文字。それは、逃げだろう。と思います。「これはこの値段じゃないと売れないぜ」というプライド、それから「この値段をつけるからにはそれだけのクオリティにしてやるぜ」という意気込みのようなものを持たず「分かってくれそうな人に伝わればそれでいーやー」みたいに夢見心地なままジャッジを他者に委ねてるようじゃ、表現者とは言えないぜ?ていうようなことを考えた次第です。たまたま通りかかったわたしの目を、耳を、わしづかみにして離さないくらいの強いものがあればもうそれだけで夢中になってしまうはずなんだけどなあ。とか、そういうことを。

諸々の買い物を済ませ、キャスロンでひとやすみして、休日出勤+残業を終えた相方と合流し、20時すぎにようやくお夕飯。さんまの塩焼きと油揚げのかりかりねっとりサラダ(長いも+おくら+納豆の強力粘りタッグ)、冷奴、沖縄麩入りのけんちん汁をいただきました。たっぷり食べてそのまますとんとテレビを見ながら、さらに深い睡眠を。おやすみなさい。