almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ハニークランチマスタードアイロニー(バスタード?)

自分の仕事がいかに立て込んでいようとも、外注の照会に追われていようとも、時には他の電話に出ているときであろうとも。「せーのさん、ちょっとこれ頼むわ」と請われれば、何はさておきまず手を止めて「はい、なんでしょう?」と相手の目をみて尋ねることにしているのです。優先順位は後から考えればいい。まずはその全貌を理解するのが先。これは決して仕事熱心な性分であるとか組織への忠誠心であるとか、そういういわゆる「古きよき日本人の心」として片付けられてしまいがちな美徳のようなものをわたしが至極大事に思っているということのあらわれではなく、ただ単純に、ごく一般的な人間のもっとも成長著しい時期であるところの10代後半において、たまたまタイミングよく培われた体育会系的反射神経が未だしつこくわたしの中に根付いたままでいる、ただそれだけの理由によるものなのです。それをいちいちねちっこくあげつらって、時には他の若い衆をけなす恰好のねたとして、なんのかんのと恩着せがましく「いやー、ほら、せーのさんはよく働いてくれるから」などと言われたりすると、ほんとうに、心底、虫唾がはしるわけです。いやだ。ああいやだ。わたし、あなたのためを思って働いてるわけじゃないの。ただやりたいようにやってるだけなの。ていうかまず、誰に対してもこうなの。あなたの敵に対してもおんなじなの。お願いだからかんちがいしないでください。あなたの側につきたいだなんて言った憶えはありません。と声に出して言ってしまいたいのだけれど、もちろんそんな自由が許されるはずもなく。こういうときに、とても空しいというか何というか、空をつかんでじいっと宙を見つめてしまいたくなるような苦しい気持ちになります。わたしは、誰の側にもつきたくなんかない。そして、誰の思い通りにもなりたくないのです。ああ、つくづく向いてねえよなあ。と思います。働くことに。疲れちゃったよ。いや、それを言うならここ5年ばかりはずっと疲れっぱなしなのですけれども。どうしようもありません。全てにおいて、自分の全てが。すごくくるしい。

ここ10日ばかりずっと、アナのmyspaceを毎日のように聴き続けています。すごくすごく、いいです。たぶんあと10日くらいでCDがうちに届くはず。うー、待ちきれません。フェイドアウトしちゃった後の続きが聴きたくて聴きたくて聴きたくてうずうずしてます。あの、甘くて幼くてやや舌足らずな声が、決して激高したり暗く沈んだりしないで平熱を保ったまま気持ちよく伸びやかに響いている。ということが変にうれしく感じられるんです。それにしてもわたしはなぜ、かくも福岡出身ミュージシャンに心を奪われてしまいがちなんでしょうか。Hi-5しかり初期ナナナインしかり。それによくよく考えてみれば、懇意にしていただいてるお友達も福岡およびその近隣県の方がやたら多い気がします。どうしてかしら。わたし、生粋の東北人なのに。未だかつて一歩も九州に足を踏み入れたことがないのに。外国旅行へ出かけるよりもまずは日本を旅してみたい派です。関西以南はいまだ未踏です(四国を除く)。行ってみたいな。おやすみなさい。