almost everyday.

its a matter of taste, yeah

無意味に泣いたって僕には響かない

写真:劇団四季を見に行きました。エンタテイン!
いつかの文化祭で「ビルマの竪琴」を見せられたときは開始15分で泥のように深く眠るという失態を演じた自分ですので、果たして無事に乗り切ることができるだろうか。という不安が拭えませんでしたが、いざ幕が開いてしまえばあとは何の心配もいりませんでした。老若男女あらゆるひとの良心のど真ん中をずどーんと撃ち抜く、最大公約数的に明快かつ豪華絢爛な娯楽作だった。おもしろかったです。というかずっと「すごいなー」ってうわごとみたいにつぶやきながら口半開きで見てた気がする。あと、出るたびずっとくるくる延々ピルエットしてた端役のひとがやたら印象に残りました。夢に見そうだ。
でも、細心の注意を払って緻密に計算されているであろう音響よりも、それをかいくぐって小さく響いてくる演者さんの生の足音に耳を奪われがちな自分はやっぱりそういう性質なのだと思いました。完璧に作り上げられた完成品が素晴らしいのは分かってるけど、それでもやっぱり今この瞬間しかここに存在しないものに魅力を感じるというか。装飾よりも生身が好きというか。まあ、すべては好みの問題だけれども。おやすみなさい。