almost everyday.

its a matter of taste, yeah

影にある仕事

写真:フォグバー、おかわり突入しました。つめかえ用も出たんですね。
土日の作業、その後の話。結論から言うと大きな混乱はなく、というかひとつのエラーもクレームもなしに全工程をやりおおせることができました。誰からも褒められないかわりに誰からも責められない、作業前と何ら変わることなく皆が淡々と仕事にいそしんでいる。その光景を目の当たりにした瞬間、自分でも予想だにしなかった静かな喜びがじわじわ湧いてくるのがわかりました。身近な誰かの「当たり前」をサポートする、という光の当たらない仕事が、こんな充足感をもたらしてくれるなんて。これはきっと、得意なことなど無に等しいのに「何かをつくりだす仕事に就きたい」などとあてもなく夢見ていた幼い時分の自分には理解できない類の感情だろうという気がします。なんだろう、いつの間にかずいぶん遠いところにたどり着いたんだなあ。という実感の伴わない感慨深さのようなものが少しだけ。
それで今は、身の丈に合った職を得てたまの楽しみもちゃんとある、そういう暮らしをほどほどに大切にしています。クソみたいなこともあるにはあるけど、その逆だってないことはない。しあわせです、8割くらいは。という密やかなよろこびを反すうしつつ眠ります。たまにはね。おやすみなさい。