- わ、何だかすごく、ものすごく若返っていらっしゃる…!いい笑顔。
- 夫婦別姓についての議論を見聞きするたび思うことは「選択肢が増えるのは便利ですね、ただしメリットデメリットはあらかじめよく整理しておくべきですよね行政も個人も」ってことなんですが。実際に自分が改姓した当時はどんなもんだったのかというと、概ね次のようなことを考えてました。
- 自分が改姓するのは当然で、他の選択肢があるかもしれないなんてことは露ほどにも考えなかった
- というか、自分の周りに婿入りや事実婚がほとんどおらず現実味がなかった*1
- 仕事の合間を縫って改姓にまつわる諸手続きをこなすのはただただ心底面倒くさく、旧姓を手放す喪失感との相乗効果で半ば発狂しかかっていた
- その一方で、印鑑や免許や口座を一つずつ変えるごとに「これでいよいよ逃げられない」みたいに気が引き締まったのもまた事実
- ただ、実際問題として旧姓が2音節、新姓が4音節だったため慣れるまでの違和感がすさまじく、結果ますます増幅する喪失感
- そうは言っても、好きで一緒になった相手と同じ名を名乗るのは照れくさくくすぐったくもじんわり嬉しいものだった
- 他方、同僚が時を同じくしてたまたま同姓の相手と結婚した際は、手続き一切なしの清々しさが羨ましすぎて頭を抱えて身悶えした
- 羨ましさのあまり一時は「こんなことならわたしも同姓の結婚相手を探すべきだったのか…?」とさえ思いつめた*2
- 結論、愛情さえも瞬間的に揺るがすほどに改姓がらみの諸手続きはおそろしく面倒くさい、死んでも二度とやりたくない
- …というわけで自分の場合、別姓どうこうなんぞ考えたこともなく、今となっては改姓手続きのアホみたいな煩わしさしか記憶に残ってませんでした。頼むぞマイナンバー、あんだけ大々的に導入するからには分かってるんだろうな、クリックひとつでオールビンゴくらいの手軽さになってくれないと割に合わないぞ。都合のいい情報だけ紐付けするとか本当やめてくださいよね。おやすみなさい。