almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Call Me By Your Name

君の名前で僕を呼んで (マグノリアブックス)

君の名前で僕を呼んで (マグノリアブックス)

  • 映画をみてからしばらく経って、それでもやっぱり余韻が消えてなくならなくて原作本を購入。冒頭5行を目で追った時点で、既に映画の記憶が怒涛のごとく蘇ってきてもう胸がいっぱいです。ああ、息をするのも忘れてしまいそう。
  • というのもですね。映画の中ではあんなに美しく整った見てくれで、クールを装いつつ必死に心を抑えこもうとしているように見えたあのエリオがですよ。皮膚の一枚下にこれほどの激情を隠し持っていたのか、とたじろぐくらい身も世もなく恋に溺れているわけですよ。それがもう、ただただひたすら健気でいじらしいだけでなく、獰猛な雄の匂いを立ちのぼらせているのがひどく生々しいんですね。あまりに濃密、酔いが回りそう。あるいは変な微熱が出そう。
  • 緻密な情景・心理描写が情熱的かつ丁寧に綴られる中、ところどころ唐突に直截的な官能表現が出てきて面食らうんですけども、出版元が海外ロマンス文庫の翻訳レーベルと知って合点がいきました。ここらへん、正直なところ映画の雰囲気を少なからず削いでる感が否めないけど、翻訳者さんの手癖もしくはこの界隈のお家芸なのだと思うことにしました。
  • 結末は既にわかっているので、映画との違いや奥行きをかみしめながらちょっとずつ読み進めようと思います。通勤時間が長くなってよかったな、って初めて思えたような気がする。嬉しいです。
  • 先発は岸、雨天中止が危ぶまれるなか決行された平日デーゲーム。打たれて追いつきまた打たれ、勝負の行方がなかなか見えない試合は9回、岡島のサヨナラタイムリーという劇的な幕切れを迎えました。8回裏にあのモイネロを打ち崩してマウンドから引きずり下ろしたっつうのがまたいいですね、昨日の借りを返しましたね。明日につながるいい勝ち方ですよね。ね!おやすみなさい。

本日のおゆうはん

  • だし納豆のせぶっかけそば
  • トマト
  • 鯛のあら塩焼き

5月にあるまじき夏日、日中の福島ったら30℃超え。たいへんお暑うございました、というわけで夏を先取り冷たいお蕎麦です。風雅のふりかけ(かつお)はここでも大活躍、食べてる途中で加えると味が変わってもりもりいけちゃう。はー、美味しい…。

悲しくてやりきれない

  • 福山が登録抹消。ああなんてこと、うわあああん!…という気持ちは実際のところそんなになくて、ここに至るまでの予兆もあったしやむを得ないと納得させられる気持ちのほうが大きかったりしています。「ああ、ついに」という無念と脱力感と「これでやっとリセットできる、かも?」という安堵のような希望のような気持ちが交互に押し寄せてきて、何だか心がとても忙しい。年俸1億超えを果たした次のシーズンで早々に躓いている、という事実は何とも皮肉なものだと思います。ここを何とか乗り越えて戻ってきてほしい。その先が見たいです。待ってるぞ。
  • 先発は美馬、5回途中4失点。続く久保も小野もしっくり来ないままサクッと3凡の宋、ワンアウト満塁の大ピンチを招きながらもゲッツー無失点でやり過ごした高梨はいいとして、菅原も何だかもろもろ定まらないですね。見ていてしんどい。
  • 打撃のほうはウィーラーと岡島にソロが1本ずつ、それと惜しくも得点には結びつかなかったものの7回裏の攻撃がよかったです。内田のヒットと茂木のナイス走塁。ああいう場面で先輩諸氏がビシッと決めてくれる攻撃を見たいものですよ…。
  • それにしてもまあ、昨季に続き今年も全くモイネロに歯が立たないですね。三者連続三球三振はできることならあのまましばらく松井裕樹の専売特許にしておきたかったよ…しくしく。おやすみなさい。