almost everyday.

its a matter of taste, yeah

「クレバー」と「スマート」の違いなんて

縁あって、当SWEETS.とリンクさせていただいているミントさん(http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Club/5626/)のHPにて「立ち読みは万引きと同義なり」という主旨のコラムが掲載されてます(詳しくはこちらからどうぞ)。正直、びびりました。なぜってわたくし、趣味のひとつと言って差し支えないほど無類の立ち読み好きだからです。待ち合わせの時間が余れば近くの本屋へ飛び込むし、買い物ついでに暇ができれば「それじゃ本でも読んで行こっかなぁ」という気分になってしまう。それが迷惑な行為であるとはひしひし感じていながらも、これまであまり真剣に思いを馳せたことはありませんでした。恥ずかしながら。

思うにこれは、「その人のモラルの最低ラインがどこに設定されているか」という問題なのではないかしら。「商品として販売されている書籍の中身=情報を料金の支払いなしに入手すること(=立ち読み)は悪である」とする人もいれば「別にいいじゃん、法に触れるわけじゃなし」で済ませてしまう奴もいる、そういうことです。

わたしなどは物事の大半を結果オーライで済ませてしまういいかげんな性分であり、ゆえに「法律・条例その他のルールは極力守る」という、大人にあるまじきふまじめさでもって日々の生活をやり過ごしているわけで。ともすれば当然「しまった、もう酒飲ませちゃったけどこの子まだ未成年だったよ!」などという失敗も往々にしてあるわけです(※確信犯だろ?という突っ込みは無しの方向でお願いしますね)。

しかし。これは完全に言い訳なのですが、そのような事態が生じた場合はきちんと「間違っても車の運転だけはするな」「とりあえず制服は脱いどけ」等のフォローを欠かさないよう心がけているつもりです。そのルールがあることによって回避できる類のリスクはできるだけ遠ざけるよ、という姿勢を一応貫いてはいるわけです。いばって言えるようなことじゃないですけども。

なんか論点がずれてきたな。まあいいか(←この辺がいい加減である所以)。

それにもし、書籍から得た情報に代金が生じるとするのなら。いわゆる「口コミ」などの情報伝播にも著作権者への支払い義務が生じてしまいます。そういう屁理屈を言い出す奴が出てきたりしかねないからこそ、立ち読みそのものを犯罪として取り締まることはできないのでしょう。法をもって処理しきれない類のトラブルゆえ、そのすべてが個人のモラルに委ねられていると言える状態です。あまり細かく言い出すときりがなくなってしまいますが、とりあえず「人の迷惑にならない程度に、品よくやるべし」と、わたしは肝に命じている、つもり、なのですが・・・。やっぱダメかな。

=これらの個人的意見をふまえた上で、あくまで私的に考える立ち読み3か条=

その1:人の邪魔にならない
鉄則です。書店における「立ち読みする人」の地位は、何があっても「その本を買う人」の下にあってしかるべき。ゆえに最大限、他人の邪魔にならないよう心がけること。背後に気配を感じたら、さっと一歩横に踏み出すくらいの配慮が欲しいと考えます。通路を塞いで座り込んだり、平積みの棚の上に己の荷物を乗せるなど言語道断。そのような輩に立ち読みをする資格はありません(めずらしく断言)。

その2:没頭しない
とにかくあまり、立ち読みそのものに夢中にならないこと。ずっぽりその本の世界に入り込んでしまっている人というのは、当然ながら周囲のことなど目に入りません。何もかもお構いなしです。彼らが不遜に見えるのは、そういう理由によるところが大きいものと推測されます。あくまでクールに「アタシはこの本、買おうかどうか迷ってるとこなのよ!」という表情を崩さない程度の緊張感を維持させるのが、もっとも有効な手段かと考えられます。

その3:気に入った本は、できるだけ買う
数分間、もしくは数十分の立ち読みののち「やっぱこの本、おもろい!もっと読みたい!」と思った場合は、潔くその本をレジへ持っていくこと。ハードカバーで高すぎる場合は、図書館の空きを待つ・あるいは文庫化を待つこと。この決断ができない場合、前述その1・その2はまず守れません。まあ、それができれば苦労しないよって話でもあるんですが。とりあえず、まずは自分からこれらを守っていけるよう気をつけたいなあと思う次第です。

おそまつでした!以上、ミントさん&師匠さんへ。エリコ拝

明日から怒涛の激務週間に突入します。ので、本日はもう寝ます。おやすみなさい。