almost everyday.

its a matter of taste, yeah

そんなことは怖れないのだ

こういうふうにどきどきするのは、ずいぶん久しぶりのような気がしたのです。
お昼やすみの職場にて、ふと耳にした会話のこと。話しているのは年配の男女、いずれもわたしの上司です。その女性は、苗木市で買ったハナミズキをうまく育てることができず結局枯らしてしまった。というようなことを熱心に説明していたのですが。それについて二言三言曖昧な返事を重ねていた男性は、最後にぽつりとこう言いました。「結局はね、愛してやんなきゃダメなのよ。でないと育つもんも育たないって話で。」

なんというかもう、びっくりしてしまったのです。こういう話題において「育て方が悪い」などと無難に話をまとめたりせず、それとなくしかし確実に核心をついてくる人が身近にいるという事実にまず驚き、さらに自分の父親と同世代くらいの男性の口から「愛」という言葉が当たり前のようにさらりと出てきたことにますます、心を揺さぶられてしまいました。頭のほうに、ぶわっと音を立てて、血が勢いよく逆流していくのが、まるで映像でも見ているみたいにありありと分かってしまって自分でも可笑しいくらいに動揺しましたよ。もしもあと30年早く今の場面に遭遇していたら、わたしはこのひとにしがみついて一生離れなかったかもしれない。とさえ、思いました。ほんの一瞬ですが。

愛されたい、という欲はもしかしたら、自分の中でいちばん厄介な感情かもしれないなぁと思います。

本日は、さんまがお安かったので(一尾45円。大漁ばんざい)塩焼きをまるごと2尾もいただいてしまいました。岩塩をがりがり削ってグリルで10分、ああ幸せ。2日前に煮た大根はもうとろとろの飴色でございます。ビール、2本目に突入。チアーズ!