almost everyday.

its a matter of taste, yeah

リトルカンバセイション

風がつよく、空が高く、そしてひどく青い1日でした。わたしの育った土地は冬のあいだじゅうずっと重たい雲がたれこめており、たまに晴れても薄い薄い水色のような空しか見られないところだったので、こういう天気が続くのはとてもうれしくもあり不思議でもあります。たった80kmしか離れてないのに、どうしてこんなにも気候が違ってしまっているんだろうか。わからない。というよりは単に、福島県が広すぎるというだけの話かもしれないですが。
パートのおばちゃんとふたり、別室で作業していたときのこと。「ボス、年が明けてからこっち『春が来て本当にせのちゃんがいなくなったら多分かなり困ったことになる』って何度も言ってるのよ」と耳打ちされて少し複雑な気分になりました。「そりゃあ5年もいたら頼りにされないほうがどうかしてるだろう」と考える冷静な自分と「いやんボスったら、うれしい!」と手放しでよろこんでしまうバカな自分が脳内で力くらべの腕ずもうをしているような感じです。まあ、それはそれとして。そういうふうに扱われる主な理由としては、単純にボスとの相性がよかったというのが大きいんだろうなと思いました。何と言うかこう、話してるとすーっとテンポが合ってくるんです。自然に。歯車がうまく噛みあうというか。向こうの要求しているもののイメージがつかみやすいというか。隣の席の2年めくんはこれがまったくダメみたいで、「求められてるものが何なのかさっぱりわからない」と言いたげな表情を浮かべていることが多々あります。職場の上下関係にも相性ってあるんだな、としみじみ思いました。この2年間がラッキーだったのでしょう、たぶん。そのぶん次で苦労しそうなのが怖いです。おやすみなさい。