いそがしいときに限って、なんだかちょっと妙な考え事をしてしまうことがあります。
午後、雨が降り出さないうちにと急いで外へ出て、音声機器のテストを始めたときのこと。ただただ遠くまで音が聞こえりゃそれでいい、音質なんかおかまいなしで、大きい音が出れば出るほど望ましい。そういう類のひどい代物だったもので、そのばかでかいスピーカーから耳障りな音が吐き出されている間じゅうずっと、意識の底の奥のほうで好きなメロディを小さくなぞっていつ果てるともわからない轟音をできうる限り外へ遠くへ押しやってやり過ごしたのです。で、その一連の作業が終わって、ふと思いついたことがあります。夢中になれないしんどいセックスのあいだ、他のもっと楽しいことや、あるいはいっそ他の誰かのことを考えて気を紛らわすというのはたとえばこんな感じだったりするのかなあ、って。なんだってまたそんな突拍子もない例えが思い浮かんだのかは自分でもよくわからないけれど、わからないなりに、それはきっととても苦しいことだろうなあとひとり勝手に結論づけて勝手に納得した(ような気持ちになった)のでした。変に生々しく胸に迫ってきたというか。その嫌さぐあいが。
連休中にさんざっぱら遊びほうけたツケがきたのか、それともここ数日の就労時間の長さがたたったのか。理由のほどは定かでありませんが、完治間近と思われたヘルペスがここへ来てふたたび悪化。なんと、これまで発症したことのない下唇にまで広がってしまいました。あまりのことに驚きおののき戦慄をおぼえ、こないだ裏磐梯で買ってきたティーツリーオイルを親の敵のように何度も何度も何度も何度もしつこく塗り重ね続けた甲斐があってか、こちらは何とか炎症に至らなかった模様です。よかった・・・。今度こそ、早く治りますように。
免疫力が極端に低下しているらしい我が身を少しは気遣うべく、明日の朝食はおかゆを食べることにしました。洗ったお米をうすいだし汁に浸して炊飯器のタイマーをセットして、目が覚めたら卵をおとして雑炊にするのです。ちょっとだけ楽しみです。おやすみなさい。