almost everyday.

its a matter of taste, yeah

気づかないで この世界のしくみに

  • 仙台国際ハーフマラソン、朝10時のスタートに先んじて青葉通りへ移動。持てる限りの動体視力を駆使して1万人超のランナーを凝視すること約1時間、往路こそ見落としたものの復路では無事夫を発見できました。反射的に沿道から手を伸ばしたところ、すぐ後ろから走り込んできた見知らぬルパンコスプレのおじさまにハイタッチを奪われしばし呆然。こんなことってあるのか。まるでショートコントのような一幕でした。思わず含み笑い。
  • そうです、市民マラソンと言えばコスプレ。世相を反映した多種多様な装いも沿道の楽しみと言えますが、今年はとりわけ進撃の巨人コスプレが多かったように思います。全身タイツにかぶり物、あれって相当しんどいのではないかしら。通気性とか伸縮性とかどうなんだろう。それにトイレはどうするんだろう。地味に気になってます。
  • 個人的に今年もっとも胸をうたれたのは、首周りがダルダルに伸びきったグンゼの肌着と着古した学校ジャージのハーフパンツ*1といういでたちで周囲を蹴散らすごぼう抜きを演じていた推定50代後半のおじさまでした。「限りあるおこづかいからエントリー代金を捻出してるんだろうな」とか「おしゃれなランウェアなんかしゃらくせえとか思ってんのかな」とか「仕事のストレス全部ここにぶつけてるんだろうな」とか、たった数秒視界に入ってきただけのおじさまのバックグラウンドにまであれこれ思いを馳せてしまいました。あれは泣ける。泣けるよ。がんばって、おじさま。
  • 帰宅後は食事とお風呂と洗濯とマッサージ。戦いすんで日が暮れて、いや暮れる前にテレビをつけたらラッスンゴレライが笑点に見参してました。おお、ついに。お客の反応も上々で、ということはつまりこの客層の子や孫である若い世代から情報が行き渡ったということに他ならないわけで、文字通り「一周回った」状態にたどり着いたのだなあと思いました。お茶の間という名のすごろく、一丁上がりましたよーみたいな。
  • 何度見てもどう考えても特段面白くはないし笑えもしない、そもそもオチなしフェイドアウトって一体なんなんだ、と混乱させられっぱなしにもかかわらず異様に耳に残るあの気持ちよさの得体の知れなさが空恐ろしくさえあったのですが、ひと月ほど前にこちら↓のエントリーを拝読してもろもろすっと腑に落ちたんでした。「意味の逸脱とリズムの逸脱が倒錯してる」という指摘がなんとも秀逸だなあと。
「ラッスンゴレライ」はどこが面白かったのか - 日々の音色とことば
  • 先発は戸村。本当あれだな、李大浩と松田に打たれまくりですね。中川が打ってくれてまだ良かったですね。焼け石に水だなんて言わないよ絶対。
  • さてと。夫の足腰ごりごり揉んで差し上げたらそろそろ眠ります。おやすみなさい。

*1:おそらく息子さんのお下がり