almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Bright Ground Music

  • 冬来りなば春遠からじ。MONOBRIGHT改めモノブライト、いよいよ覚醒の時が近づきつつあるのかもしれません。


  • 思い起こせばここ数年、彼らがメディアに大きく取り上げられたことはそう多くありませんでした。約2年にわたりプロデューサー的役割を担ったヒダカトオル脱退時(2012年)、前作MONOBRIGHT threeリリース時(2013年)、オリジナルメンバーだった瀧谷翼脱退時(2015)、せいぜいこの3つが大手ニュースサイトに拾われた程度。夏フェス等のイベントに呼ばれる機会も少なく、評判を呼ぶのは個人活動の特撮DJばかり。自分の観測範囲内に限って言えばthreeはわりと評価が高く、既存のリスナー以外にも好意を持って受け入れられたものの、それがセールスに直結することはありませんでした。ファンの欲目を以てしても「バンドとしては既に盛りを過ぎ、シーンに軽んじられている」といった感が否めなかったのです。
  • それがどうしたことでしょう。昨秋の新体制発表後、再評価とは言わないまでも、その動向がやけに細かく報じられるようになったのです。古巣のデフスターを離れ新レーベル設立。配信シングル連続リリース。新体制への移行後初ライブ。ラジオ番組スタート。アニメのタイアップ決定。アルバムリリース決定。何だ、どうした、何があった。
  • いや、嬉しいんですよ。何もかもが喜ばしいんですよ本当に。ただ、これまでの見放されっぷり・持て余されっぷりを寂しく思っていた身としては「何か裏があるんじゃないか」と勘繰る気持ちを抑えきれないのです。
  • だってだって、昨年の今頃なんてバンド発の情報からしておざなりだったじゃないですか。メルマガすらろくに届かなかったじゃないですか。平たく言えば、スタッフやる気なさすぎたじゃないですか実際のところ。ねえねえ。
  • そうした状況がここへ来てがらり一変したものですから、こちらとしては得体のしれない不安を拭い去れずにいるんです。各媒体へのプッシュと引き換えに何らかの対価を差し出す、いわゆる等価交換が行われたのではあるまいな。悪魔か死神にでも魂を売り渡したとでも言うのか。だとすれば、彼らもいずれダークサイドへ堕ちてしまうのか。
  • …などというのはもちろん冗談で、単にめちゃくちゃ敏腕かつバンドに愛を注いでくれるスタッフさんが付いてくれた、とかいうオチのとりこし苦労ならいいのですけれども。とにかく今は4月20日のリリースを待つことしかできません。判断はそれからだ。



  • こんなふうにメンバー全員が自信に満ちあふれてる、だなんてことはもしかしたらデビュー以来初めてだったりするのかもしれません。かつてない一枚岩ぶりを感じてます、今。やっとやっと、ずっとずっと待ち焦がれていた春が遂にやって来るのかもしれません。おやすみなさい。