- 少々値の張る買い物をする必要に迫られたとき、あるいは突然休日出勤を命ぜられたとき。わたしはいまだに「こんだけあったら(働いたら)アルバム○枚買えるよな…」と無意識のうちにCD単位で金額換算を行ってしまう癖があります。で、これの高額バージョンが「神田うのの結婚式○回分」だったりします。
- というのも。ずいぶん前に初めてそこそこ大きな案件を任された際、ちょうど神田うのが結婚式を挙げるタイミングと重なったんですね。いったいどれだけ覚えてる方がいらっしゃるか心配なのでざっくりおさらいしておくと、挙式・披露宴費用が総額6億円(!)という常軌を逸した超絶ゴージャス仕様だったため、芸能ニュースが放っておかず連日おもしろおかしく報じられていたのでした。
- 当時のわたしはまだまだ半人前ながら、業務過多につきやむにやまれず様々な案件を割り振られ始めた頃でして。ゼロの数がやたらと多い想定価格にいちいち目ん玉ひん剥きながらも、連日冷や汗ダラダラ流しつつ仕事に励んでおったんですね。でも、ある時ふと「この案件、こんだけ必死にやってても神田うのの結婚式の1/○回にしかならねえんだな…」という現実に打ちひしがれるとともに「ていうか実際、うの、パねえな…」といったある種の畏敬の念を覚えるまでに至ったのでした。
- 以後、自分が関わる案件に限らず「総工費18億円」といったニュースを見聞きするたび「うの式3回分か…」などと勝手に換算する癖がついてしまい、10年近く経った今でもそれが抜けずに苦慮している次第です。さらに、今年に入ってからは「仙台さくら野、負債総額35億」の報についブルゾンちえみを思い浮かべてしまう等、ますます被害が拡大しつつあります。困る。とても困る。だからどうしたという話ではありますが。
- 以上、ここんとこしばらくかかりきりだった案件がようやっと片づいた高揚感に酔いしれながら駅のホームでだだっと一気にしたためました。帰ったら祝杯あげるぞ、いやっほう!よい週末を。