almost everyday.

its a matter of taste, yeah

世田谷お散歩日記+out of blue vol.1@BESEMENT BAR

朝10時のバスで東京方面へ。天気がよくて日差しも暖かいのだけれど、昨日までとは違って少々風がつめたい気がします。カーディガンのみの軽装で来てしまったことを少々後悔。がしかし、到着ごろには日も高くなり気温も上がっていたのでひとまず安心しました。むしろ室内では暑いくらいです。やっぱり、今くらいの時期に着る服を見極めるのはとても難しいものですね。春先と同じくらい迷います。

JRから地下鉄に乗り換えて、まずは三軒茶屋へ。お目当てのお店が開くまであと1時間ほど間があるので、本日最初の食事をとるべく商店街をうろつきました。それほどお腹も減ってないんで軽いのにしよう、と思いながら江戸アケミの看板を通り過ぎたら淡い水色のかわいらしいカフェが見えてきたのでそこに決定。看板をよく見てみると"SANCHA NO CHAYA"なんて書いてあるので思わずにやりとしてしまいます。悩んだ末に選んだチーズトーストは熱々のとろとろ、セットの紅茶はカップにたっぷり3杯ぶん。おかげでとてものんびりとくつろぐことができました。しあわせ。

カフェのあまりの居心地よさに思わぬ長居をしてしまい、前述のお店には開店後しばらくたってから向かいました。いろんな音源がすべて試聴できる、というわけでやはりここにもずいぶん長居。これまでHPの試聴ページでしか聴けなかった音源がようやく手に入ったので、思わず顔がゆるんでしまいます。うれしい。

茶沢通りをまっすぐ進んで下北沢方面へ。人通りのあまり多くない住宅地を歩きながらふと、このへんの建物はどれもこれも「ひしめきあってる」という形容がぴったりくるなぁ、なんてことをぼんやりと考えました。こんなに整然と隙間なくびっしり家が建ってるなんて、よく考えたらすごいことのような気がします。わたしの住んでる辺りなんて、もっと全部がいいかげんでやたらめったらワイルドですもの。こういうところで生まれ育ったら人はどんなふうに育つのでしょうね。わたしには都会生まれ都会育ち都会在住の親しい友人がひとりもいないので、うまく想像できません。しかし道なりにどんどん歩くとまたお店が増え人の数も増え、おじーちゃんおばーちゃんが手押し車を押しながらたこやきか何かをもくもくと食べているのを見ると、こういうふうに歩いてどこでも行けるところに住んでたらきっといろいろ楽しいのだろうなと思いました。ここらへんで見る若い人はだいたい何となくぼんやりしていて手持ちぶさたに見えることが多いですが、おじーちゃんやおばーちゃんは同じように無表情でも淡々とたのしそうに過ごしているような気がします。これもただ何となくそう思うだけですけど。

駅前付近にたどりついたらいつも覗くお店をぐるりと。ハイライン、グラニフ(※リンク先音が出ます)、ヴィレッジ、スタディルームなどひやかして歩きました。その他、ふらふら立ち寄った雑貨屋にてフリースの手袋を物色。緑と青が両方とも可愛くてどちらにするか悩んでいたら店内ミュージックがグリーンデイのマイノリティに変わり、口ずさみつつああでもないこうでもないと悩んでいたら結局どちらも欲しくなってしまい、結局ふたつとも買うことに。これで冬支度はばっちりです。わーい。その後、ゆめやでカレー。お肉がとろんとやわらかくて絶品でした。次は雷魚カレーに挑戦したいです。どんな味がするのでしょう?想像つかないです。

食事が済んだらライブ会場へ。本日はsophyを見に来たのです。歌とギターが大友さん、もう1本のギターが横田さん、ドラムが松村さん。というわけでこれはほとんどシカゴベースの縮小セット?と思いましたが音数少なくアコースティックな感じでとても素敵でしたよ。RCサクセションXTCのカバーはどちらも分からない曲だったけれど、いずれも楽しめました。ペイトさんの1枚めに入ってる"MELLOW MELLOW"が聴けたのがすごく嬉しかったです。「例えばどんなジュースでも 水にはかなわない」。だいすきです。

大友さんの歌声を間近で聴くのはこれが3度めくらいですが、いつもいつも発せられたその瞬間から耳に肌にするする吸いこまれていくようなあの感触がとてもとても気持ちよくって、毎回頭がぼうっとなってしまいます。もしも自分がこんなふうに歌えるとしたら、毎日まいにち日が暮れるまで歌い続けていられるかもしれないとさえ思うくらいに。次はもっと長く聴けたらいいなぁ。

2組めのcolor filterは打ち込み+やわらかい女子ボーカルが心地よいベッドルームミュージック、ゾンビーズの"GOIN' OUT OF MY HEAD"でとろけそうになりました。3組めも聴いて行きたいけど今日はそろそろタイムアップです。さよなら、みなさま。

新宿行きの急行から東京行きの快速に乗り換え、バス乗り場まで。ミニプラでエテュセのナイトアミュレット、らぽっぽでおいもマフィンを買って最終の列に並んでいたら後ろから声をかけられ、振り向いたらそこにいたのが職場の上司とその息子さんだったもんで飛びあがりそうにびっくりしました。何だってまた休日に、それもわざわざ東京で会わなきゃならんのでしょう。あまりの気まずさにバスの中ではひたすら寝たふりを決め込んでいたつもりがいつしか本寝に入ってしまい、気付いてみたらわたしってば隣に座った見知らぬ男性の上着のムートンにほっぺをうずめる勢いで熟睡しておりました。一方の男性も相当眠りが深かったようで、わたしのカーディガンのボタンに前髪が絡みついていたほどですよ。何が何だかわかりませんが、とりあえずよく眠れました。駅まで迎えに来てくれていた相方の車に乗り込んだ瞬間、自分の髪からキャスターマイルドの匂いが強く漂ってきたのできちんとお風呂に入って眠ることにします。おやすみなさい。また来週。

<おまけもしくは追伸>
■おかさん、できればお正月にはお会いしましょう。
■三輪さん、突然話しかけたにもかかわらずいろいろお話してくださってありがとうございました。ステッカーも。
■横田さん、お知らせありがとうございました。見に来られてよかったです!
■松村さん、大友さん、お話できて嬉しかったです。しあわせ。