almost everyday.

its a matter of taste, yeah

受けつがれるもの

朝、わたわたと荷造りをすませて福島へ。憎たらしいほどいい天気です。コートは必要かしら。悩みながらも結局持参。

まずは生後1か月の赤ちゃんを見に、友人宅へ赴きました。彼女はすでに里帰りを終え夫の実家で同居しており、ということはつまり慣れない子育て+義理の両親との同居という二大ストレスを抱えての生活を送っているわけで、「帰省するときはぜったい教えてね。そんなことでもない限りおおいばりで遊べないんだもん!」という涙ながらのリクエストを受けての来訪なのです。生まれてすぐに見たときは小さくもぞもぞ動くだけだった赤ちゃんは、実にたくましく両脚をぴんとつっぱってあばれながらママの乳にむしゃぶりついておられました。ところで新生児は日々、たまご1個分ずつ体重が増えるらしいですね。そら日進月歩だわ。よくよく顔をのぞいてみると鼻から上はパパに、口元と顎はママにそれぞれよく似ていたのでそう告げたところ、ふたりそろってとろけそうな笑顔とともに「でしょうでしょうでしょう〜、えへへへへ」という返事が返ってきましたよ。もうでれでれです。絵に描いたような幸せ、ごちそうさまでした。わたしもがんばります。いろいろ。

赤ちゃんが眠ると同時に退出。時間がすこし余ったので近くの中古屋へ寄ってみたところ、思わぬ宝がわさわさ出てきてかるくめまいを催しました。雑誌1冊CD9枚ハードカバー2冊、しめて2000円なり。わーい。競馬場近くで相方を拾い、閉店セール中のさくら野へ。ずっと前から欲しかったアンカフェのぽってり分厚いマグカップが2割引きになっていたのですかさず購入。わたしは赤を、相方はチャコールグレイを選びました。これでココアを飲んだらきっとおいしいだろうなー。冬休みの楽しみがひとつ増えました。うふふ。それにしても混みすぎです、さくら野。普段からこの半分でも人が入ってれば閉店の憂き目を見ずに済んだかもしれないのになぁ。個人的にはここからまた映画館の勢いが増してくるのかも、なんてことを考えたりしているわけですが。マイカルには結局、数えるほどしか足を運びませんでした。ポップコーンの匂いで息がつまるような映画館はあんまり好きじゃないのです。煙草も飲食もできない暗闇のほうが落ち着く、と思ってしまうのは後天的に植えつけられた価値観ゆえかしら。はて。

夕刻、うちの両親と待ち合わせて4人で食事。大きなお膳で食べるお蕎麦はとてもおいしいです。食後に頼んだエクレアが笑えるくらいにでかくてとても難儀しました。実家へ帰宅後は父上とナイトライダーを鑑賞。字幕よりも吹き替えのほうが数段ウィットに富んだ言葉選びをしているという事実にまず驚きました。ほかの映画はほとんどすべて字幕でないと物足りませんが、これに限っては吹き替えじゃないとどうにもしっくりこないのですよ。マイケルとキットの掛け合いを聴きながらついニヤついてしまい、ふと気がついてとなりを見ると父上もやはり同じようにニヤついていたので「ああそうか、こういうところが親子なのだなぁ」と至極当然な納得をした次第です。アイラヴ、ミスター・エドワード・マルヘアー。おやすみなさい。