almost everyday.

its a matter of taste, yeah

とまらない耳鳴りつよくいとおしくアルコホールと豊かな夜

朝ごはんに昨日つくったベーコン入りパン(ケーキ?)を食べました。予想どおり、ひと晩寝かせたら生地がしっとり詰まっていい塩梅だったのがうれしいです。チーズの量が多かったのかこころもちくどい味になってますが、まずは合格点かと。粉がもう1回ぶん残ってるので、次はちぎったプルーンを入れて甘いのにしようと思います。たのしみ。

終業後、sonicへ。SET YOU FREEといういろんなバンドが出るイベントのツアー?を見に行ってきました。開演15分前に着いたのに、入ってみたら20人くらいしかいなくて軽くびびりました。このメンツだったらみっちり混んでるもんだとばかり思ってたよ。違うのか。そうなのかいわき。持っていきどころのわからない衝撃を抱えたまま、まずはいつものようにビール。以下、ひとこと感想を。

・あぶらすましはアコギでロケンローでほっこりハッピーでした。
BAZRAは取って食われそうでした。
ワタナベイビーは和みました。
キングブラザーズはひたすら轟音でした。
・LINKは若さがはじけてました。

・・・・・・あっさり書いて今日のところはもう眠ろうと思っていたのですが、どうにもこうにも耳鳴りが止まってくれず気持ちも高揚したままなので書けるとこまで書いてみます。

■あぶらすまし
初めて見ました。いわき在住バンドらしいです。ギターが2人にドラムとパーカッションと鍵盤の5人編成。見たとこふつうのアコギなのに、シールド繋いでやたらめったらロッキンな音を出してました。ベースレスながらいい感じに踊れるのはコンガ(?でいいのだろうかあの楽器は)がグルーヴィンだからだと思います。終始にこにこしてて楽しげでいい雰囲気でした。

BAZRA
今年のひたちなかでひと聴き惚れして以来の再会です。あのとき胸ぐらぎゅうっと掴まれるような気分にさせられた「♪あーめーあがりのーよーるー♪」って曲を今日もまたやってくれたので、思わず顔がにやけてしまいました。目ん玉ひん剥いて歌うギター、この上なく気持ちよさげに身体をくねらせるベース、そして表情ひとつ変えずに黙々とリズムを刻むドラム、と三者三様ばらばらなのにがっしり結束してる感じが素敵です。一枚岩。

ワタナベイビー
ベイビー&さいだぁで来るものとばかり思っていた(当初、ハコのサイトにもそう書いてあった)のですが、半券をよく見てみたらベイビーのソロでした。最初からいきなりアコギ1本でボサノヴァ?風味の「ハゲてるぜ」をやられてしまって、心の奥の毒あり部分をわしづかみにされた気分です。ドナードリーマーとかスマイルとかサガラミドリさんとか遠距離恋愛は続くとか、愛聴してた曲をいろいろやってくれて嬉しかった反面ちょっと複雑な気持ちになったのもまた事実。しかしベイビーさんは冗談抜きでびっくりするほど可愛かったです。いわきを気に入ってくださったみたいで何より。

キングブラザーズ
セッティングのとき、ドラムがやたら前に配置されたので「おお、タイコ近いなぁ」とひとり興奮していたのですが(実際、ど真ん中のど真ん前でした)、演奏が始まってからその理由がわかりました。ギターの音が信じられないくらいでかくて、ドラムの音すら埋もれてしまうほどなのです。当然声もほとんど聴こえず、ひたすらギターの音に溺れる30分強。ギターの方は手を伸ばさなくてもふつうに触れるくらいそばにいて、ラストの曲では肩にネックをのせられたりしました。だんだん気持ちよくなってきたところで終わっちゃったのが残念。

■LINK
本日のメインアクトなのに、わたくし実はこのひとたちだけ存じ上げておりませんでした。メンバー登場時のSEに"Lust For Life"を使ってたので、期待を胸に前に出てごりごり身体を動かしながらもほんとうはよく分からなかったというのが正直なところです。若くて一途で突っ走ってて、というのが彼らの現時点での魅力だろうと思うのだけれど(違ってたらごめんなさい)、もうひとひねりアクのようなものがあったらさらにいいんじゃないかと無責任なことを思いました。

終演後、フロア後方の物販スペースに各バンドのメンバーがちらほら現れたのでひととおり物色。ベイビーさんの缶バッヂをふたつ買いました。至近距離で見るベイビーさんはやっぱり細かったです。がしかし首まわりだけは突出してがっしりと太くて、歌うひととしてのキャリアの長さを物語ってるのが素敵でした。BAZRAのとこにはあのボーカルさんがいらしたので、おそるおそる話しかけてみました。「♪あーめーあがりのーよーるー♪、って曲はどれに入ってますか?」と歌いながら訊いてみたらちょうど目の前にあったCDがそれだった模様。ひたちなかの森の中で寝転んでて、離れたとこから聴こえてきたあなたたちの音がすごーく格好よかったので、それからすぐに走って聴きに行ったんです。と言ったらとても喜んでくれて、買ったCDをその場で自らフィルム剥がしてサインまでしてくれました。見た目のおっかなさとは裏腹にすごく気さくでチャーミングな方で、もしもこのまま「ウチに来ません?」と声かけたら二つ返事でついてきそうな、そしてお茶だか酒だか飲んでくつろいでそうな雰囲気がありました。またライブ見たいです。自転車漕いで部屋に戻って、時計をみたら11時過ぎてました。足かけ4時間踊ってたことになるのか。ひー。満足です。たのしかった。おやすみなさい。