almost everyday.

its a matter of taste, yeah

おめでとうおめでとうおめでとう

できればいつかああなりたいとかあれがしたいとかこれが欲しいとか、そういう希望のようなものを心の隅っこに置いてそれを愛でながら自分を奮い立たせることで毎日の生活に立ち向かっていく、と言ったら大げさかもしれませんが。自分はそれを愚かな行為とは思わないし、むしろ健全だと思っています。だけど、その「いつか」がある日突然何の前ぶれもなく永遠に失われることが絶対にないとは言い切れない。ということだけはきちんと覚えておかなければいけないのです。その「いつか」が消えてなくなる瞬間を、自分はこれまで少なくとも二度見てきました。足元の地面が少し遠くからじわじわ崩れて落ちていくような怖さ、その亀裂が徐々に自分に向かって近づいてくるのを止められもせずに見ているだけの為す術なさと虚脱感、そして亀裂に飲みこまれた後の混乱と出口のなさ。あんな思いはもうしたくありません。だから会いたいひとには会いに行くし、欲しいものは手に入れる。と、二度めのときにそう決めたのです。可能なかぎり。状況が許すかぎり。人に迷惑をかけないかぎり。最後のがちょっと難しいですけど、それはそれとして。

・・・・・・というようなことを真剣に大まじめに考えていた頃のことをふっと思い出しました。もうずっと長いことこうしてるから、こっちが当たり前になっちゃったよ。大人としてそれでいいのかと問われたら答えに詰まりそうな気もしますが、少なくとも自分にとってはとても良いことです。ピース。

帰宅後、洗濯その他もろもろ終えてふーっとひと息ついたところですきっ腹に酒かっくらったらまんまといい気分になりまして。音と金と上着だけ持ってふらふら散歩へ出かけました。団地の中をぐるぐる歩いて野良のにゃんことしばし戯れ、ツタヤで立ち読み+レンタル物色。職場のちょっとした知り合いが恋人とふたりで歩いてて、何も悪いことはしてないはずなんだけど何となく気まずい思いをしました。彼女は職場でみるときよりも3割増でギャルな格好、わたしはわたしで遊び用の黒縁眼鏡をかけてぼさーっと口半開きにしてたもんで、お互い一瞬「見たことあるけど誰だっけ、これ」って顔をしてしまったのが原因でしょうか。雑誌漫画文庫新刊すべて舐めるように徘徊し、1周したらかるく2時間経過。これはもう散歩じゃなくて本屋狩りだと思いました。くたびれたのであったかいコーヒーを飲み、うどん屋さんでかけうどんを食べ、帰り道のブックオフでさらに1時間。村八分のシングルとタイムマシーンにおねがいをカバーしてるよくわからないバンドのCDをそれぞれ1枚ずつ買って部屋へ戻りました。4時間あまりふらふら遊んで使ったお金、合計500円足らず。・・・自らを金のかからない人間だと思うのはこういうときです。いいのか悪いのか。

散歩中、後輩くんよりメール。2次試験も無事突破したそうです。すごいなぁ。おめでとう。お祝いは何がいいか聞いとかなくちゃいけませんね。何がいいんだろうなぁ?それではおやすみなさい。