almost everyday.

its a matter of taste, yeah

なんにも食べないで 

8時に起床。洗濯は昨日のうちにすませておいたので、朝ごはんをたっぷり食べてふとんを干してぼんやり過ごしてツタヤまで散歩してきました。当日扱いで5枚ほど借りて、すぐ帰宅してさくっとインポートして、またとことこ歩いて返しに。歩きながらゾンビーズを聴いていて、これは秋の音楽だなぁと思いました。ベロアとかツイードとかヘリンボンとかコーデュロイとか、そういう肌触りの音と響き。きもちいいです。

高く昇ったおひさまを背中に浴びて歩いていたせいで、そしてこの陽射しのなか例のもこもこプルオーバー(スーパーファーリーアニマルになった気分が味わえるあれです)を着ていたせいで、部屋にたどり着く頃にはすっかり顔がほてってました。で、ドアを開けて部屋に入るなり頭からすぽっとそれを脱いだのですが、その瞬間にふと「もしも犬や猫や熊や羊がこんなふうに暑いときに自分の毛皮を脱ぐことができたら、きっと気持ちいいんだろうなぁ」などという妙な考えが頭をよぎり、さらには実際に犬や猫や熊や羊が毛皮をつるんと脱いでる姿を想像してしまい、何だか妙に可笑しくなってひとりでずーっとくすくす笑いが止まりませんでした。頭は大丈夫だろうか、自分。

午後、またしても徒歩で美術館まで。きょうから新しい企画展が始まるので少しわくわくしながら出かけました。吉澤美香さんの描き出す黒く透きとおった不思議なかたちを見ていると、うつくしく磨き込まれてひんやりと鈍い輝きを放つステンレスの造形物が思い浮かんできます。その、想像上のなめらかな曲線や肌触りにとろんときもちよくなったりもします。展示初日ということもあり、ご本人を招いてのギャラリートークにも参加できました(行ってみるまで知らなかったのに。幸運です)。間近で見ることができた吉澤さんは小さくてとても華奢で、こんなに細いのによくあんなおっきな作品を・・・と感心したり驚いたり。あとは吉田重信さんの作品がよかったです。揺れる水面そのものがプリズムになった、画面いっぱいの虹色の映像の反復。じっと見てると視界がぐにゃぐにゃ歪んでくるみたいな感覚に囚われます。こわい。でもきれい。

たくさん歩いたので、帰宅後まずはゆるりとお風呂。まさかとは思うけれども一応筋肉痛予防のため膝下をかるくマッサージし、きゃべつと豚肉のお焼きをつくり大根サラダと併せて食し赤玉スイートぐびっと飲んで今に至ります。そういえばお昼は何も食べてなかったんだった。そりゃお腹も空くはずだわ。ひとりながらもいい感じに充実した1日だったので、驚異の超早寝に突入しようかと考えているところです。おやすみなさい。