almost everyday.

its a matter of taste, yeah

救世主あらわる(かもしれない)

7時の目覚ましタイマーで目をこすりつつ起床して、その30分後には朝ごはん。オムレツ、フレッシュハムサラダ、バターロール、自家製さっぱりいちごジャム、それにポットいっぱいサーブされた熱い熱い深煎りコーヒー。というたっぷりしたメニューを消化した後はすっかり気分もよくなって朝風呂へ。ほかほかと頬染めて部屋へ戻ってきた後は、チェックアウトまでの時間をそれぞれ読書にあてて過ごしました。ロビーの壁一面に本や漫画が所狭しと並んでいるので、そこから何となく気が向いて引き抜いてきた松村友視さんの「トニー谷、ざんす」をぱらぱらめくるつもりが、意外にも熟読。往年の写真なんかを見ると、これまで伝え聞いてたぎらぎらいかがわしいイメージとはうらはらによく光る目をしているのが印象的でした。どんな芸だったんだろうなあ。何だか変に気になってしまいました。

10時に宿を出た後、すぐ近くにハーブガーデンがあるというのでそちらを見学しに。店主は大仰なマスク姿で現れたわたしを見るなり「何それあなた、花粉症なの?」と声をかけてきました。いやいやこれこれかくかくしかじか、とヘルペス持ちの経緯をかいつまんでお話したらば「それならこいつを飲むといいよ」と免疫力アップに効果的なハーブティーを教えてくれました。それで早速、売り場に併設されたテラスでそのお茶を飲んでみることに。苦味もなく飲みやすいので自宅用にとひと袋買うことにして、さらには「殺菌作用が抜群」であるというティーツリーオイルも併せてお買い上げ。患部に直接塗っても平気だよ、と言われおそるおそる唇にのせてみたらすうすうして気持ちがいいのでつられて気分も上向きになりました。おお、これは効いてくれるのかもしれません。20年来の敵、いよいよ克服?まさかそんなにうまいこと行くはずもないのでしょうが、まずは試してみようと思います。ちょっとは、効いて、くれますように。

裏磐梯から桧原湖沿いに喜多方へと抜ける間、「熊まつり」なる催しがあるのを知って何となく立ち寄ってみました。その名のとおり、熊狩りの実演ショーやら熊汁の販売やら熊皮の展示なんかがゆるゆると執り行われている地味に熱いお祭りでした。マタギのような装束姿で熊狩りショーに借り出されていた小学生くらい?の女の子と、熊皮をかぶって熊の役を熱演していた熊狩り歴40年だかの超絶ベテランおじいさん(御歳83だとか)がやたらかわいらしかったです。こづゆがおいしかった。あと、熊まつり会場を出てほんの数分後、物怖じせずに車道を突っ切る野生の鹿を見かけました。懐深いです、裏磐梯。自分でも理由はよくわからないが「ヒューマンネイチュア」って言葉がふと頭をよぎりました。何故だ。

喜多方では、しばらく前まで友人が住んでた近所のおいしいラーメン屋さん「なまえ」へ。連休中ってこともあってすごい勢いで人が並んでましたが、久々なのでがんばってその列に連なること約40分。久々に食べたそのラーメンは相変わらず太くこしがあり、スープはうつくしく澄んでいました。おいしかった・・・。他のお店なら10分だって並びたくないけど、ここは別格です。それくらい大好き。すっかり満足した後は太郎庵で自分用にチーズブッセを買って、せっかくなので会津まで足を伸ばしました。鶴ヶ城を下から眺めて写真を撮って、なんにも食べず天守閣にも上らないまま外へ出て、酒造会館で利き酒してにごり酒のカクテルまでいただいてすっかり上機嫌で帰途につきました。Uターンのラッシュが既に始まってるとの報を受け、帰りは全て一般道で。郡山でひと息入れて、まいどおおきに食堂でごはん食べて、その後は一気にいわきまで戻ってきました。明日はゆっくり、おうちで過ごします。楽しかったな。おやすみなさい。