almost everyday.

its a matter of taste, yeah

夜明けの海の向こう側

早起きして車に乗り込み、6号線をひたすら北上。出発は朝の5時です。辺りはまだ真っ暗。おかげですいた道をさくさく進むことができました。うーん狙い通り。中間地点あたりのコンビニで休憩がてらお茶を飲んでたら、ちょうどいい感じに夜が明けてくるのを見ることができました。毎朝まだ暗いうちから起き出して出かける支度をしてるけれど、こうしてゆるりと落ち着いた気持ちでじわじわ空が明るくなってくるのを見るのはずいぶん久しぶりのような気がします。気持ちいい。

仙台の相方宅には9時半頃到着。近くのバイパスで道路工事が始まっていたこともあり、思いのほか時間がかかりました。休日出勤で朝早く出かけると言われていたので部屋でゆっくりうだうだしてようと思っていたのですが、部屋の中のあんまりなカオスぶりにおののいてまずは居間の掃除からスタート。「部屋には寝るために帰るだけ」という激務ぶりを聞いてはいたものの、それにしたってまさかこうまで部屋が荒れてるとは思わなかったよ。ほとんど使っていないらしい6畳間に荷物という荷物をすべてどかし、掃除機をかけだだけでもだいぶまともになったような気がしてしまいました。錯覚もいいとこです。

その後、散歩がてら近くのスーパーなどをひやかしに。たまたま入った1軒めで朝市が催されており、野菜が安く手に入ったので他の食材もたっぷり買いこみ部屋へ戻って茄子カレーなどつくりました。これは相方の保存食用として、タッパにつめて冷凍庫へ。その後も調子に乗って米炊くわ青菜茹がくわきんぴら作るわで、すっかり単身赴任の夫を持つ妻ごっこに夢中になっておりました。いや、実際に単身赴任なんだけど。普段からもうちょっとがんばれよ自分って話なんだけど。たまにしかやる気を出さない妻で申し訳ない。

ひとやすみした後、ふたたび散歩へ。前回滞在時にすっかり好きになってしまったshop99にてアロマーモを発見、ほとんど無意識のうちに3枚ばかしまとめ買い。これはグリコの傑作だと思ってます。個人的にはここ何年かでナンバーワンのおいしさ。包みを開いた瞬間のあの香りがすばらしくよいです。ラブ。

さらに移動して本屋など。某音楽誌でイギリスの名盤50枚を選ぶ、という企画があったのでぱらぱらめくってみたところ、第1位にSFAの「リングス・アラウンド・ザ・ワールド」が選ばれており、思わずその場でのけぞりそうにびっくりしました。「その年の」とか「ロックの」とか「ポップの」とかいう括りなしに、イギリスにおけるオールタイムのグランプリ。単純に、それはないだろう。と思いました。これは何もSFAを貶めようとかそういうのではなくて、ただただ、荷が重いのではないかという意味で。わたしだってSFAは大好きだし「リングス〜」はすばらしい作品だと思ってるし、特に「サイドウォーク・サーファーガール」から表題曲への流れなんて何度繰り返して聴いたか数え切れないくらいですが、それを以てしても少なくとも、現時点での1位はありえないだろうと思うのです。これからそうなる期待を込めて、と言うにしても少々奇をてらいすぎの感があります。「並みいる名盤を抑えて本誌はこれを選んだのだ」とでも言いたそうな、知識の広さ深さや耳のよさやセンスの良さをひけらかしたい欲のようなものがちらついてもやもやとした違和感ばかりが残りました。それとも、この雑誌は普段からそんなにもSFAを大プッシュしてるんだろうか。だとしたら仕方ないのかもしれませんが。

20時すぎに相方帰宅。青椒牛肉絲の肉をゆで鶏(12/21のデイリーポータルZで大塚さんが紹介してた調理法。本当にやわやわのうまうまになりました。その後再加熱しても身が固くならないんですよー。おすすめ。)に換えたものと大根+かに缶のサラダ、残り野菜を全部加えた具だくさんのおみそ汁で簡単なごはんをすませてお風呂に入り、すとんと眠りにつくことにします。明日は遊びたおしますよ。おやすみなさい。