almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2010年第1回・さいきん買ったCD

01.BODY CONSCIOUS & JOYSTICK / UMIBACHI
BODY CONSCIOUS & JOYSTICK(ボディコンシャス アンド ジョイスティック)
ああ。2010年最初のこのエントリを、UMIBACHIの新譜で始められるしあわせ。何しろファーストアルバム"NO SCHOOL"のリリースから早5年3か月、伸びに伸びた首が絡まるんじゃないかっつうくらい待ちに待った待望のセカンドアルバムです。ケースを覆ったフィルムを剥がす指は震え、今からこんなじゃプレイボタン押したとたん感極まって泣くんじゃないか自分、とさえ思いましたが実際にはそんなことはなかった。代わりに、アルバム冒頭を飾る"UP IN THE EVIL"の3'14"あたりでうははははー!と豪快な高笑いが飛び出しました。何故って?そりゃもうあまりの気持ちよさに。
一聴して感じた前作との違いはまず、ダンスミュージックとしての快楽性が数段増してるということでした。2本のギターが絡まり合いながら高く高く昇りつめていくようだった"TUBE CORN PIPERS"のような曲はここにはなく、どの曲も軽やかに、それもしっかりと地を踏みしめてダンスしてる。そこにはツインギター5人編成→ギター1本4人編成、というハード的な事情もあるのでしょうが、結果として4つの楽器の存在感がより明確になった感があります。前作では"AVOCADO PIPERS"あたりでフィーチャーされるのみだったキッチュな鍵盤が全編をデコレートし、それに何よりベースが!ベースの担う役割が格段に増しています。タイトル曲"BODY CONSCIOUS & JOYSTICK"のベースラインなどはもう、映画"ブギー・ナイツ"のサントラに入ってても違和感ないんじゃないかという気がするくらいのファンキーさで思わず身悶えしました。かれこれ2年以上myspaceで聴き続け「ライブで聴きたい…!」と熱望し続けてきた"VACILLATE"も装いを新たに収録され、もはや何も言うことはありません。最高です。また何か書きたいことが出てきたら追記します。今はただこの気持ちよさに溺れていたい。
02.Live At Hollywood High : The Costello Show Vol. 2 / Elvis Costello/The Attractions
Live at Hollywood High: The Costello Show 2
このところライブ作品をあれこれ出してるコステロ父さん、中でもこれはとりわけ目をひくラインナップです。全20曲のうち11曲が未発表(!)、収録日は1978年6月4日。それはわたしがこの世に送り出された日からわずか2日後のことなのでした。30年以上の月日を経た今、そんな音源がリリースされるだなんて!とわけのわからない震えが全身を走り、気づいたときには購入ボタンをクリックしていた次第です。コステロの78年夏と言えばThis Year's Modelリリースの直後、かつArmed Forcesのレコーディングにとりかかる直前、プライベートではベベ・ビュエルとの危険なロマンスにうつつを抜かす寸前またはその真っ只中の、妻子持ちの23歳(!)の若さと勢いと怖いもの知らずの向こう見ずさと底意地の悪さとが渾然一体となってロックしてる痛快極まりない時期なわけで、とりあえずテンション最高潮なコステロさんが堪能できました。後日もうちょっときっちり聴き込もうと思います。
03.monobright zero / monobright
monobright zero
正直に白状してしまいますと、monobrightの音源はこれまでずっとTSUTAYAで調達しておりまして…。しかしいかんせん初期の音源は取り扱っておらず、ましてインディー盤なぞ望むべくもない。中古でも見つからない。というわけで、おとなしく正規ルートでの購入に至りました。白ポロ時代のセットリストに頻出する"紅色ver.2"がとてもよいです。もしかしたらこれは"歌舞いた魚ディスコ"のプロトタイプだったりするのかしら、なんてことを少し思ってみたりとか。メロディはぜんぜん違うけど、アレンジのそこかしこに近しいところがあるんです。もっとも"歌舞いた〜"のほうが数段濃厚ですけれども。それにしても"紅色ver.2"のサビは、なんかもう凄いですね。最初に聴いたときは「えええっ?」と驚かされたはずなのに、二度めのサビではもう一緒に歌えてしまってる。この曲を聴くためだけでも買う価値があったなあと。
04.涙色フラストレーション(初回生産限定盤) / monobright
涙色フラストレーション(初回生産限定盤)(DVD付)
上記のzeroとだいたい同じ理由で購入。しかしあれだ、リリースから1年以上経ってそれでもすんなり初回盤が手に入るってのはどうなんだろう。ありがたいんだけどちょっと複雑です。今よりもうちょっと売れてもいいと思うんだけどな、monobright。近日ドロップされるらしい重大発表ってなんだろう?ツアーとかでしょうか。それはさておき、この盤のお目当てはまず第一に限定ライブDVDでした。既発曲でいちばん好きな「バタフライングリップス」が入ってる!ということでわくわくしながら見てみたんですが、何はともあれ低音がバキバキに効いててすばらしく気持ちいいですね。ヘッドホンで聴いてると出口さんばかり目で追ってしまいます。たまらん。お目当てその2は"ハイスクールキュンキュン"。いかにもノリで作りました的なシンプルな曲なのだけれど*1、これが妙にクセになります。ギターソロで登場する校長と教頭のかけあいも楽しい。いつぞやのワンマンでパートチェンジして披露されたらしい瀧谷ボーカルver、聴いてみたいなあ。

*1:何しろ、詞もメロディもほとんど同じものを繰り返してる