almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Getting By

半月前からオーダー出されてる仕事、を平然とすっ飛ばすひとにやきもきしながらただひたすらに待つ一日。なんなんだろうな、不公平だよな。とは思いながらも、こういう時にいつもいつも頭の隅にあるのは「うらやましいな」という漠然とした憧れだったりもするわけで。
思うに。平然と約束を破ったり人を待たせたり遅刻がデフォルトだったりするひとというのは、それだけで既に周囲から「許されている」感があるように思うのです。多少の遅刻には目をつぶるよ、そう周囲に認めさせるだけの天性のチャームが備わっているというか。周囲に嫌われることを怖れない胆のつよさと天真爛漫さがあるというか。それが、凡人でしかない自分にはただひたすらにうらやましくて仕方ないんです。こちとらいっぺん嫌われたらもうそれでおしまい、と思って必死に時間守ってるもんなあ。「時間なんてどうでもいいや」と相手に思わせるだけの何かを自分が持ってない、そんなことは自分自身がいちばんよく分かってる。だからよけいにうらやましい、というより実は正直いまいましい(!)んです。ちくしょう上手いことやりやがって。でも、俺には俺のたたかい方あるんだぜー今に見ておれ!ってそんな分かりやすい燃え上がりかたはあまりしないのだけれど。この道を選んだ時点で、既に勝負はついてるんです。ゆっくり行くよ、わたしもう疲れた。なにしろ既に14年ばかし働いてるもんで。
と、ここまで書いたところで新幹線が仙台に着きました。続きはまた後ほど。
駅に着いたら雨はもう上がっていて、それだけでちょっと気持ちが上向きになってふわふわ鼻歌うたいながら自転車漕いで部屋へ向かっていたのですが。たまたま信号待ちでとなり合った、バカでかいバックパックを背負った肌の白い外人さんにいきなり*1ぐわっと自転車ごとハグされ驚きのあまり声も出ず。ちなみに、そのとき口ずさんでいたのはフーのなんとかシティインザスカイでした。その外人さん、早口すぎてよくわかんないけど「グレイト!」みたいなことをしきりに言ってた。てことはきっとフロムUK?お互いほどよく酔っぱらっていたので、「他には何が好きなの?」「オエイシス!」「そんならあれでしょ、♪メイベェ〜」みたいな感じでリブ・フォーエバーをいっしょに歌って、次の次の信号でハイタッチしてグナーイって手を振って、へんにいい気分で帰宅したところです。こんなことってあるんだなあ。ふしぎな夜でした。おやすみなさい。

*1:suddenlyとgreatのダブルミーニング、ただしあくまで仙台限定