almost everyday.

its a matter of taste, yeah

雨に紅花 爪を立てて 赤に濡れた

6月からのお隣さん、上のほうから回ってきた出張シフトをじっと見つめて浮かない表情。聞けばご実家が大熊の、それも原発から数kmしか離れてないところにあるのだそうです。本当ならば先週にも一時帰宅が認められるはずで、そこに合わせて休暇もとっていたのだけれど、例の台風騒ぎで何もかも中止になってしまったのだとか。「次いつゴーサインが出るかわからないんです」とのこと、一日も早く大事なものを取りに行けますように。
終業後、光の速さで駅へ向かいすぐに仙台へ。その車中から「○時には着くよ」「もうすぐ会えるね」みたいなやりとりを交わし、改札を出たその瞬間に満面の笑顔で迎えてくれた友人と飲みに行きました。居酒屋からバー(にもなっちゃう素敵な紅茶屋さん)へ、バーから友人宅へ、流れ流れて最終的にはそのまま熟睡。緊急地震速報はおろか、揺れそのものにも一切気づかず朝までぐっすりでした。すごくすごくたのしかった。
酒をのむペースがだいたい同じくらいで、つまみの好みもほぼ一緒。音楽の話も映画の話も東北の話もしゅるんと滑らかに通じて、それがまた気持ちいいほどぴたっと伝わって、さらには意外すぎる人脈がここへ来て繋がったりしちゃったりもして、なんていうかもうこれってかなりすごいことなんじゃないか、という気がしています勝手に。すごいすごいすごい。
友人宅に着いてからはお互いの好きな曲を聴かせ合ったり、遠い街に住む共通の友人を交えて3人でスカイプしたりしました。これがまたほんとうにたのしかった。APOGEE、初めて聴いたんですがこれすごく格好いいですね。サビが耳に残って離れません。きもちいいー。よい週末を。