almost everyday.

its a matter of taste, yeah

指先ひとつで超能力

  • 投票できる権利もないのに、よその街をあれこれ言うのは気が引けるのだけど。一連の騒動を見ていてふと思い出したのは、かつてアメリカ大統領選挙の時期に読んだこのエントリでした。

コリン・パウエル氏の絶望、その深さ - Chikirinの日記
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20081023

  • このひとの書くものは視野が広く柔軟で切れ味も鋭い反面、わたしのまわりの現実とあまりにかけ離れていることが多いので大半は「そういう視点もあるのだなー」とインプットするのみにとどめています。が、このエントリだけは当時から何故か妙に後を引いたんでした。忘れられない、というよりはこんな感じで折に触れ思い出すことが多々あるというか。
  • んで、まあ、結局のところは、どこもだいたいおんなじなのですよね。マジョリティが既得権益を守るための飾りか何かでしかないのよね、女子どものための政策なんてのは。分かっちゃいたけど空々しいわあ、この先いったいどのツラ下げて少子化対策とか言うんだろ。恥ずかしくないのか、というより虚しくはならないのか。いや、むしろそういうアンビバレンツに耐えてこその仕事なのか。ううむ。
  • 子どもを産み育てながらきっちり仕事もこなしてるハイパー母さんは心の底からすごいと思うし、子どもとがっぷり四つに組み合う専業母さんだって尊いと思うし、わが身を省みて後ろめたさを覚えることもあります。自分のような子なし既婚者は事あるごとにあることないこと言われがちなので、表向きはしおらしくしておくという処世術も身につけました。が、腹の底ではこっそりと「そこそこ真面目に働いてるし税率だってクソ高いんだから、あんまり虐めてくれるなよー」みたいな感じで毒を抑え込みながらやり過ごしてるわけで。立場は違えど、もしも自分があんなふうに白昼堂々、それも勤務中に圧倒的アウェイな空気のなか糾弾されたら?って考えただけでくらくらするんです。気分を害するとか傷つくとかじゃなく、ただただ呆然とすると思う。ヤジの正当性がどうとかいう以前に、ふつうは攻撃しないよね。ああいうことを、面と向かっては。
  • 帰宅後、羽生さんの凱旋公演特番を地元局で。主役もゲストも男性スケーターばかり、女性アクトは地元クラブからの出演のみという徹底ぶりに感服しました。ご当地ミュージシャンとのコラボレーションはジュニア時代のエキシビション曲だったそうで、心底楽しそうに気持ちよく滑ってたのがよかったな。それと、ゼビオアリーナの観客席との近さにもびっくりしました。手を伸ばしたら届きそう、というか実際届いてた。最前列なんて目線の高さまで同じ。あんなん至近距離で見たら鼻血噴くんじゃないかしら、と思いました。あと、ミュージシャンは寒さで指先動きにくくなったりしないのでしょうか。そこまで極寒ではないのかな?はて。
  • 交流戦も終わったし、金曜までは試合もないのよね。物足りなさを補うべく、今日のところはワールドカップのハイライト集を見て眠ります。おやすみなさい。