almost everyday.

its a matter of taste, yeah

パターソン

  • 夫が主に平日の朝食としているパンが残っていたため、フレンチトーストで朝ごはん。味をつけない卵液に浸しておいて、半分はチーズとベーコンをのせてトースターへ。半分はバターと砂糖で焼いたところにメープルスプレッドをのせました。甘いのとしょっぱいの、どっちにも持っていけるのはいいな。うん。
  • 午後、友達が近くまで来ているというのでコーヒー片手に短い再会を。雪が溶ける頃にはまた遊びに行けるといいな。元気な顔が見られてよかったです。嬉しい。

  • 14時、チネにてパターソン。昨秋、同監督のメガホンによるイギー・ポップのドキュメント映画「ギミー・デンジャー」とほぼ時を同じくして上映されており、タイミングが合わず見逃してしまってました。今回はキネマ旬報ベスト・テン第1位+α特集としてのアンコール上映、ふたたび鑑賞のチャンスが巡ってきてくれて嬉しいです。
  • ありふれた毎日は日々何ひとつ変わらないようでいて、1日たりとも同じ日など存在しない。それはあらためて考えるまでもない事実ながら、あまりに当たり前すぎてたやすく忘れられてしまいがちでもあります。昨日ととてもよく似ている、けれども少しずつ確実に変わりゆく新しい今日を慈しむような目線がとても心地よい作品でした。このままずっとあと3時間くらい観てられる、観続けていたいと思った。
  • 物語の至るところに散りばめられた小ネタの数々*1、穏やかな夫と陽気な妻の水も漏らさぬ仲睦まじさ*2、偉大なソウルシンガーの名を与えられたブルドッグ*3等、序盤こそやや退屈に感じられたものの次第に情が湧いてくるというか肌になじんでくると言うか、柔らかく暖かな毛布にくるまれているかのようないい気分がゆっくりじわじわ満ちてくるんですね。派手なところはひとつもないけど、静かに優しく心に残る映画でした。変わりばえのしない平凡な毎日をこうして長らく書き残し続けている自分にとっては、他の何にも代えがたいメッセージを受け取ることができたように思います。メソッド・マンasクリフ・スミスというクレジットには思わずニヤリとしてしまいました。いいな、こういうの。
  • さてと、この後はスピードスケートを観戦。手に汗握って応援します。おやすみなさい。

*1:イギー・ポップの名前も出てくる

*2:ほとんどいつもぴったり寄り添い愛を囁き合っている

*3:ポストを毎日蹴飛ばしてるのはお前だったのか…!