almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ブライアン・ウィルソン 約束の旅路

  • チネでブライアン・ウィルソン 約束の旅路。2014年製作の本人公認映画「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」を7年前に観た記録などをざっくりおさらいして臨みました。
  • ご本人が今なお息災とは言え、80歳と高齢のため古い音源や映像がメインなのだろうな…とばかり思っておりましたが、気心の知れたジャーナリストによるドライブでゆかりの地を巡りつつ関係者の談話を織り交ぜる構成のため直近映像盛りだくさん。リラックスした他愛もない会話に来し方の栄光と苦悩が散りばめられていて、それらがすべて同列に語られることの凄みを改めて思い知らされました。
  • 談話で特に印象的だったのがブルーノート社長のドン・ウォズ。コンソールルームでゴッド・オンリー・ノウズをあれこれ弄りながら「どうしたらこんな音が作れるのか、今でもさっぱり分からないよ」と感嘆しつつ至福の笑みを浮かべてるのがめちゃ良かったです。ミュージシャン勢ではスプリングスティーンもサー・エルトンも、彼には一目置いてる感がとてもよく伝わってきました。この二人に限らず、ブライアンのことを話してる間は誰もかれもが嬉しそうってか何だか得意げなんですよね。そこら辺、すごく良いです。
  • 本人談話で他より長めの尺を割いて語られるのは、やはり精神科医とのゴタゴタ。ラブ&マーシーでも描かれた通り、妻・メリンダとの出会いやその後の穏やかな生活があってこそ今日の彼があるのだな…と再認識するに至りました。それと、既に鬼籍に入っている弟たちとの関係性を印象づける演出も多かったですね。欲を言えば、ペット・サウンズ50周年生演奏をもうちょっとじっくり聴かせていただきたかった。あとはそうね、インタビュー時のカット割が一部やたら細かくて目が疲れたのでそこんとこ何とかしてほしかったです。
  • 先発は則本。こんなのいつ以来?ってくらい気合いの入った試合運び…!願わくば、ホームではいつだってこんな試合が観たいものです。おやすみなさい。