almost everyday.

its a matter of taste, yeah

目隠しされて耳を塞がれ両手を縛られ暗闇に放り出されたときのような

わたしには、4つ年上の姉がいます。
明朗快活スポーツ万能、ハタチで嫁いで子をふたり産み、豪快ママ道を邁進する彼女にはいつも頭が上がりません。情に厚く、かつさばさばした根っからのアネゴ体質だからです。いったいどうして同じ親からこうも性格の違う姉妹が育つものかと常々不思議に思っているのですが、やはりしかるべき部分では同じ遺伝子を受け継いでいる模様。その姉がかつて、せーり痛について次のような表現をしたことがあります。

「・・・う〜ん・・・(脂汗を浮かべながら)腹の内側を熊手でガリガリひっかかれてるような感じ、かなぁ」

おお、マイシスター。なんて的確な表現なんだ!まさにその通りだよ。そうです、腹ん中をあの、潮干狩りのときに使う鉄のブラシみたいなやつで傷つけられているような、そういう感じの痛さなのです。とびきりひどいせーり痛について、これ以上にジャストな形容は未だ思い浮かびません。そして現在、わたしはそうした痛みに加えて風邪による発熱および免疫力低下によるヘルペスを併発し、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれている最中だったりします。よって大変申し訳ないが、本日の仕事はお休みさせていただきました。

そして病院へ出向き、4月以降の医療費大幅値上げをモロに実感し憔悴しきっているところです。1時間近く待たされた後でチラっと顔見て「あーはい口唇ヘルペス、いつものやつねー」とか何とか言いつつ処方箋書いてもらっただけで会計1,020円って、いったいどういうことなんですか。それに抗ウイルス剤、たった10錠(5日分)で2,280円っていったい何なんですか。ふらふらしつつもむかむかしすぎて、もらった(じゃないよな、『買った』んだよなぁ正確には)薬を床に叩きつけたいくらいの気分でありました。あのさあ、あたしの仕事って一応受付業務も入ってるんです。生まれ持ったツラはさておき、でかい腫れ物くっつけたままの醜い姿じゃ業務に支障をきたすんです。平常どおりの日常を送ろうとする、たったそれだけでこんな出費を強いられる国家構造は根本的に歪んでいると思います。誰が何と言おうとも。医療費が理不尽に上がり続けるのだけは、どうしても納得いきません。

夕方ごろから、だいぶ頭の中もクリアになってきました。めずらしく定時上がりの相方がつくってくれたきのこうどんを黙々すすって、何種類もの薬を摂取して、今日はもう寝ます。おやすみなさい。