呆れました。
朝８時すぎ、相方よりメール。始発のバスで帰ると約束していたはずなのに、タッチの差で乗り遅れたとのこと。がっかり。さらに２時間後、今度は乗れたとのメールに胸をなで下ろす間もなく、追記の部分に「実はさっき乗り遅れたとき、玄関に荷物を置き忘れました。乗れなくて正解？」みたいな一文を発見し、さらにがっかり。今週はほぼ毎日定時上がりでよく眠れている、と聞いていたためこれなら始発も楽勝だろう、まさか起きられるだろう。とたかをくくっていたわたしがバカでした。このひとは暇さえあれば、というか隙あらば、ほぼ際限なく健やかな眠りにつける性質なのです。似たもの同士と言ってしまえばそれまでですがわたしも相当眠たがりで、寝ようと思えば頭痛がするまで眠れるのですが、それでもやっぱりこのひとにはかないません。あげく荷物まで忘れるとは。怒る気力すら失せ、ただ脱力するのみ。人徳？いや違う、断じて。
８時のメールで不覚にもきっちり目をさましてしまい、このままふとんでうだうだするのも何となく癪なのでしぶしぶ起床。そしてごはんづくり。休日の暇な朝、思うさまのんびりと時間をかけまくって初めての料理をつくるのはとても楽しく、気持ちがすっと軽くなります。きょうは「きのこのポタージュのもと」をつくりました。冷凍ストックしてある飴色玉ねぎと好きなきのこ２〜３種類をひたひたのコンソメスープでやわらかく煮て、冷めたらそれをフードプロセッサーで細かくなめらかに刻む。というただそれだけの簡単なものです。今日はしいたけとまいたけとしめじ、それにちょっとだけおしゃれ気取りでブラウンマッシュルームも投入してみたのですが、煮てるそばから狂おしいほどすばらしい匂いが立ちのぼってくるのでどうにもこうにもガス台のそばを離れがたく、結局２０分あまりも火のそばに立って目を閉じてその匂いを楽しむことのみに費やしてしまいました。こうして出来上がったペーストはあたためた牛乳でのばして塩こしょうすればすぐポタージュになるそうですが、このまま茹でたてのパスタにからめて食べてもおいしいのだとか。今日のところは匂いだけで大満足なので、楽しみは明日以降にとっておこうと思います。幸せ。他には茄子と手羽元のカレーの仕込みなど。
１３時、ようやく帰り着いた相方を迎えに好間まで。寝坊と忘れ物の件でさんざんいじり倒しつつ帰宅、着くなりすぐごはん。お昼はきのう職場でお土産としていただいてきたカツオのたたき（豊漁だった、とはお客様の談）、なめこと豆腐のお味噌汁、冷奴、きゃべつの塩だれ和え。カツオは半身の大きなものを丸ごといただいたので、わざとお店で売られてるやつの３倍くらいの厚さに切り分けました。そしたら妙にテンションが上がってしまい、普段はめったにやらないごはんのおかわりまでしてしまう始末。厚いたたき、すごくおいしいです。なんて言うかこう、生活レベルが２ステージくらい一気に上がったような束の間の錯覚を味わうことができます。おいしかったなあ。ごちそうさまでした。食後は相方に肩を揉んでもらって昇天（常日頃の肩凝りに加え、昨日の肉体労働による筋肉痛らしきものもあいまって首から背中にかけての肉という肉がすべて『え？これ肉？肉ってこんなに硬くなるもんなの？』と言いたくなるよな酷いありさまだったのです）。そして相方はディープスリーピングモードへ突入。あんたってひとは･･･バスの中でも寝てきたんでしょう･･･？もはや畏敬の念すらおぼえます。夜は徒歩２分の友人宅にて持ち寄り飲みの予定。たのしみ。
２０時頃、雨の中を迎えに来てもらい、冷やしたビールとカレー鍋を抱えて友人宅へ。この度めでたく結婚話が本格始動してきたとのことで、まずはおめでとうの乾杯を。相方とわたしが知り合うよりもずっと早くから一緒にいたんだもんなあ。長いなあ。すごいなあ。持参したグリーンラベル500ml×４本は早々に飲み干し、最終的にはひとり１リットル以上飲んでたようなそうでもないような。たのしかったです。また遊んでね。おやすみなさい。
