almost everyday.

its a matter of taste, yeah

superstar

写真:気分は国立競技場。
普段どおりの時間に目を覚ましたらとても天気がよかったので、はりきって掃除と洗濯を。早々にタオルケットとシーツを干して、いつもの3倍くらい時間をかけてゆーっくり朝ごはんを食べて、朝ドラ見た後はなまるマーケットも少しだけ見て*19時になるのを待って美術館へ。
海沿いに移り住んでそろそろ8年。ここの企画展には幾度も足を運んでおりますが、こんなにも贅沢な空間の使いかたをした展示はこれがたぶん初めてだ。と思いました。特に後半の展示がすごかった。パーティションは一切なく*2、展示室に足を踏み入れた瞬間まっ先に目に飛び込んでくるのはモーリス・ルイスの「ガンマ・ベータ」。しばらく前に常設展で見た覚えのある作品ですが、こういうふうに広く大きく有無を言わさずどどーんと見せられると何ていうかこう、思わず後ずさりしたくなるような迫力を感じます。他にはブリジット・ライリーの「Ra」が特に印象に残りました。綺麗で清潔で整然としてて、それでも何となく不穏なものを感じるのは6つの色が不規則に反復してるせいなのでしょうか。わからない。
何が描かれてるのかよくわからない絵をじいっと見つめて、横に貼り付けられてる解説なんかおかまいなしに勝手な想像をめぐらせるのはとても楽しいです。絵画の楽しみかたとしては邪道も邪道と思うのですが、伝わるものは伝わる。いや、伝わってくれ。と願いたい気持ちが自分の中に拭い難く存在し続けてるので致しかたありません。実際、能書きなんてあてにならない。と思うこともままあって、たとえば解説に「これは三日月です」と記されていてもそれが自分には「うねりながら流れていく川」に見えて仕方なかったりすると、あろうことか「そんなの勝手に決めてくれるなよ」と反撥をおぼえてしまったりもするわけです。とは言え、当然ながら誰にも文句など言えず「これはわたしの中でだけは『川の絵』だ」とか苦し紛れにおのれに言い聞かせて会場を後にすることになるのですが。それならいっそ、解説なんて読まなきゃいいのに。と思わないこともないのにそれでもやっぱり見てしまうのはあれなのか、答え合わせをしないままではむず痒い、みたいなことなのか。認められたいの?誰に?
美術館を出た後もあてなくふらふら歩き続けて駅前へ。これまで何となく足を伸ばさないでいた図書館で、ようやくカードを作りました。そして、15年前から探していた本を遂に借りてきてしまいました。もっと早くにこうすればよかったんだ。ということは分かりすぎるくらいよく分かっているのだけれど、それでも、それでも。できることなら、探して探して探し続けて不意にひょっこり出会いたかった、そういう類の本なんです。15年。これだけ待ったらもういいでしょう?という気がしたのもまた事実。自分の中でまたひとつ、「青さ」みたいなものが消えたような感触あり。
帰り際、ちまちまと買いものなど。無印でバスソルトとお茶、けやきでドーナツ。けやき、久々にお店に伺いましたがだいぶ様変わりしていてちょっと驚きました。ひんやりコーナーができてる!パフェとか買えるようになってる!うわ、知らなかった。どれもこれも食べてみたいけど、買うのはやっぱりいつものおからドーナツがメインです。ひとりで来ると一度にたくさん買えないのが残念。次は相方も連れて来ないと。それから、初めて食べたピザ味がとても美味しかったです。ピザの具をドーナツ生地でくるんだもので、しっかり味の具ともっちり生地の相性がよくてあっという間に平らげてしまいました。個人的には、生地の表面にこしょうを振ってあるのがすごくいいと思います。香ばしい。
帰宅後、きょうもアゲアゲライブを見たりとか。囲碁将棋、ちょっとツボかも。今夜は早めに眠ります。とは言ってもさすがにまだ寝ないけど。おやすみなさい。

*1:悲壮感ってこないだ解散ライブしてませんでしたっけ。白昼夢でも見てたのか、俺

*2:展示室のやや奥に、テントの屋根をまるごと用いた大きな作品が天井から吊るされているのみ