almost everyday.

its a matter of taste, yeah

どうせいつか必ず死ねる

アラバキ、行ってまいりました。昨年のリベンジには十分すぎる晴天ぶり、しかし風は少々ひんやり?という踊るにはもってこいの春フェス日和であります。9時に福島からやってきためぐみん・水・あやちゃんの車に乗せてもらい、いざ川崎へ。というわけで以下、各アクトごとに感想を書いてみます。

  • あぶらすまし(MICHINOKU)
    • 彼らのライブを初めて目にしたあの日から早5年。まさかこんなに大きな舞台に立つ瞬間に立ち会えるとは!感無量です。めちゃくちゃうれしい。そして本日は7人編成の大所帯、フロント3人の男衆がステージ狭しと暴れまくる姿は爽快でさえありました。後で聞いたところによれば、ミカタさんはあの暴れっぷりで流血されたのだとか。ナイスファイト!どうかこのステージで、彼らの音楽がもっともっといろんなひとに届いていますように。
  • サニーデイサービス(MICHINOKU)
    • 序盤でいきなり「恋におちたら」が来るとは予想外でした。その後も「スロウライダー」「白い恋人」等、オールドファンには感涙もののセットリストに三十路一同昇天の巻。
  • OKAMOTO'S(ARAHABAKI)
    • まず最初に思ったこと。ベースの音が、めちゃくちゃでかい。そして演奏、憎たらしいくらい上手い。さらに、よくよく見るとベースもドラムもギターもえらい童顔。というか、実際かなり若いみたいですね。本人たちの実年齢と鳴らしてる音のルーツとなる時代との隔たりは、おそらく黒猫チェルシーと同じくらいかけ離れてるんだろうけど、あちらとはちょっと印象が違いました。何て言ったらいいんだろう、単にフロントマンに華があるか否かの違いなのか。最後にもう一度繰り返しますが、ベースがめちゃくちゃでかかったです。そしてバキバキに踊れて非常に気持ちよかったです。あれよあれよと前に詰め寄り、気がついたら4列目くらいで踊ってました。
  • monobright(ARAHABAKI)
    • クセの強い楽曲と甘く明晰な声に見入られ、熱病のごとく旧譜をリピートし続けて早半年。遂にその演奏を目の当たりにする機会に恵まれました。というわけでどきどきしながら最前列、これはほとんど桃野を仰ぎ見るようなポジション…?ああなんて僥倖。MisirlouをSEに登場、1曲めの「英雄ノヴァ」であれ?なんか声聞こえなくない?風のせい?それともPA?と思ってたら後半ようやくまともに声が響くようになってきたんですが、どうやら桃野あんまり調子よくなかったんじゃないかと。そんなことない?「JOYJOYエクスペリエンス」は♪あの夢の中へー♪のところがいちばん気持ちいいのに、そこらへんあんまり声が伸びなかったのが個人的には不完全燃焼です。ただ、この曲はライブバージョンになるとでーさん大活躍なんですね。そこは嬉しい発見でした。低音ばりばり出てて格好よかった。「SGS」はアラバキ仕様の「ABK」に、ここらへんの煽りかたはちょっと上手いなあと思いました。「monobright、本日14時に登場ということで。えーと、ここにいらっしゃる皆さんはカヒミ・カリィを蹴り、アジカンも蹴ってここに来てるんですね?それは相当イカれてますよ?」って何もそこまで。最後の「踊る脳」はひたすら踊ってこれでようやく客が暖まってきた感じ、うーんやっぱりまだまだ足りない。というわけで夏のツアーは必ず行きたいと思います。以下、本日のセットリスト。
      • Misirlou(SE)
      • 英雄ノヴァ
      • 真夏のデストロイ
      • JOYJOYエクスペリエンス
      • SGS
      • 踊る脳
  • 小谷美紗子(TSUGARU)
    • いつものトリオ編成かと思いきや、本日はなんとベースがイースタンの二宮さん。びっくりしました。そして、普段はわりとしっとりめな曲の多い小谷さんが冒頭からいきなり「Rum&Ginger」「Out」「消えろ」の速い曲3連発で飛ばしてきたのにも驚いた。驚きながらも狂喜乱舞で歌い踊りました。満足です。ラストの新曲は詞がすごく沁みました。それからもうひとつ。「消えろ」の中の、「どうせいつか必ず死ねる」という詞がとても好きです。そこには惰性や諦めや虚脱感だけじゃなくて「今はまだその時じゃない、だから生きる」という意味がこめられているように思います。どうしようもなく疲れた夜に、それもここぞという時に決まって頭の中で鳴り響く、自分の中ではそういう曲。とても大事な。
  • KING&PRINCE(TSUGARU)
    • おっさんふたりの悪ふざけ、いや漫談?アコギ2本とハーモニカだけでああも楽しげな空気を作り上げてしまうなんて。身体のどこにも余分な力が入ってなさそなリラックスムードがとても気持ちよかったです。「ルージュの伝言」のカバーが特によかったな。ハットにスーツにネクタイできめてきたプリンスと、白シャツにチノパンとグラサンのラフすぎるキングとの落差っぷりに微笑。
  • 髭(ARAHABAKI)
    • アイゴン加入後、初の髭。いや、それ以前にまず自分、もしかしたら髭を生で見ること自体これが初めてなんじゃないか。とりあえず5列目あたりでおとなしく見てよう…と思ったのですが、例の三味線ジングルがかかった途端あれよあれよと人が押し寄せ1曲めから早くもモッシュが始まったのには驚きました。そして2曲めで早くも「ロックンロールと5人の囚人」何これいきなりクライマックス?圧死する!と思いました、ちょっと本気で。その後わりとさわやかめの新曲「サンシャイン」からコトバダイブ提供曲「青空」と聴かせる曲が続いたおかげで小休止、しかしその後はノンストップでひたすらモッシュ。「テキーラテキーラ!」「ギルティーは罪な奴」ってそりゃ息も止まりかけるわ。楽しみました。
  • ONE COIN(ARAHABAKI)
    • ブライトキッズのOBとOGが出る!というわけで引き続きアラハバキステージ。ブライトキッズの歴代メンバーでひときわ鮮やかに記憶に残っている、小学生とは思えない粘り腰でベースぶいぶい鳴らしてたあの男の子にまた会えるかも…と期待してたんですが、残念ながらその予想は外れました。しかし、今日のこのベースの子もまた凄かった。まず、手元をよく見るとベースが5弦。クール!硬質で直線的な音を涼しい顔して弾きこなす姿にしびれました。満足です。

こんな感じで帰りはバスで仙台駅まで、19時くらいに会場を出て21時前には帰宅いたしました。会いたいひとにもいろいろ会えて楽しかった!他、思い出したらまた追加します。おやすみなさい。