ええと。先ほどひとまずセットリストのみメモしまして、その後ちょろっと補足を加えました。ツアー中につき以下たたんでおきます。
- ライブ冒頭は「未完成ライオット」、デビュー5周年ツアーに相応しい幕開け。以後立て続けに「R+C」、「紅色ver.2」と初期の名曲乱れ打ち。紅色のテンポがいつも以上に速い速い速い。そんなに走らなくていいよー。そしてPAの問題なのか単に桃野の体調なのか、やたらと声が聴こえづらいです。声が遠くてちいさい。楽器の音はちゃんと聴こえるのにな。
- MCを挟んで新曲をふたつ披露。これが何だかぐっと来ました。ヒダカ加入直後に顕著だった「バンド乗っ取られ感」が薄らいだ、というか「ビークル的なポップさ」と「モノブライト特有のねじれたポップさ」がいい感じで拮抗してるというか。そして、いずれの曲でも松下せんせいのギターがぎゅわぎゅわ唸りまくってる辺りがいいです。とてもいい。
- 9〜12曲めはリクエスト。あらかじめ募っておいた投票用紙をその場で引いてすぐ演奏、というジュークボックス形式はなかなかスリリングなのだがしかし、曲と曲の間が空くぶんどうしてもブツ切り感が否めませんね。間を空けずどんどんやってくれてもよかったんだけどな。
- 正確に言うと、1曲めと2曲めはそのつど開票(瀧谷さんの生ドラムロール付き)→発表→演奏という流れ、後半2曲はまとめて開票→曲名は伏せたまま続けて演奏、といった感じでした。照明やなんかの演出もきちんと曲に合わせて設定してるみたい。それは大変だ。時間かかったろうな、リハとかいろいろ。
- JOYJOYエクスペリエンスではサビの「○○の愛ー!」をご当地名や会場名に変えて歌うのがライブのお約束なのですが、今日はこの曲をリクエストしてくれたひとのお名前で歌ってました。これは嬉しいだろうなー。
- 終盤はわりと近作で固めてフィニッシュ。メンバー曰く「仙台はわりとライブでよくやる曲が出ましたね」だそうです。ふむふむ。*1他の会場はどうなるんだろうな。
- そしてアンコールにも新曲が。「DEEP TRICK」といい「SHOUT TO THE TOP」といい、そして曲のアレンジといい彼らの中では今80年代が熱いんでしょうか。いや、何も今に始まったことじゃないのか。
- アンコール2曲めはここ仙台で初お披露目、かつヒダカメインボーカル曲。…ていうと、一体どんなのが来ると思われますか?わたしにはまず想像もつかないタイプの曲でした。
- 何に驚いたって、まず日本語詞。そしてニューミュージック風、というよりしっとり歌謡曲(!)。「あんまり盛り上がらない曲でごめん」「ライブレコーディングから洩れたらボツになったと思って」とはヒダカ談。オレンジ色の照明がよく映える黄昏ナンバー、一歩間違えたら相当ダサくなるかもしれないのにやたら気持ちよく聴こえたのは、ベースラインがやたらめったらグルーヴィンだったのと桃野のハモリがうつくしかったからかと思います。グラサン姿で朗々と声を重ねる桃野がうっかりチャゲに見えてしまいそうだったよ。これ、最終的にどう仕上がるんでしょうか。他の新曲群とあまりに毛色が違いすぎて、アルバムのどの辺に収まる曲になるのかまったく読めてこないです。
- 最後の曲は「踊る脳」。これを聴かないと帰れませんよね、やっぱり。正直言って、彼らのライブでこんなに踊りやすいのは初めてと言っていいくらいだったんですが*2、この曲ばかりは上を下へのモッシュ地獄でした。いやー踊った踊った。楽しかったです。ありがとうございました。
- 2月のスプリットツアーでの演奏は全体的に荒っぽくざくざくした印象が強かったのですが、今回はわりとどの曲も丁寧に、そして熱く演奏しようと努めてる感じが伝わってきました。これはやはり、来月のライブレコーディングを意識してのことなのでしょうか。どういう音源になるんだろうな。
- アルバムリリース後、年内にはまたいらしてくださるとのこと。楽しみにしてます。
セットリスト
- 01.未完成ライオット
- 02.R+C
- 03.紅色ver.2
- 04.DEEP TRICK(新曲)
- 05.ハートビート(新曲)
- 06.COME TOGETHER
- 07.ココロニー(新曲)
- 08.アナタMAGIC
- 09.JOYJOYエクスペリエンス
- 10.涙色フラストレーション
- 11.魔法のライター
- 12.あの透明感と少年
- 13.この人、大丈夫ですか
- 14.旅立ちと少年2
- 15.旅立ちと少年3
アンコール
- 01.SHOUT TO THE TOP(新曲)
- 02.ゆあそう・びゅーちふる(新曲)※ヒダカメインボーカル・仙台にて初披露
- 03.踊る脳