almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2010年第12回・本日のライブ ザベスNIGHT@仙台PARK SQUARE

10月のミュージックウォークラリーで見たのがとても印象に残っていて、機会があればまたぜひ見たいと思っていたHANGOVERSが来仙。というわけでいそいそと出かけました。見た目も音もずいぶん違うバンドが集まってたなあ、という印象。場内なかなか盛り上がってました。そして客層が若かった。このところ、出演バンド数の多いライブに行くと「…俺、長老?」という危惧が頭をよぎることが多くなってきました。それはそれでいいんだけども。
会場に着いたときには2バンドめの演奏が始まってて、黒いスーツに黒いシャツにネクタイ姿って最近多いな流行ってんのかなー、ネタ元はHIVESかしらそれともミッシェル?などとぼんやり思いをめぐらせながら聴いていたらば音も歌も堂々としてて、客をのせるのもやたら上手いので感心しました。見たとこずいぶん若そうだけど、けっこう場数踏んでるでしょうこれ。と思ったら夏の魔物の主催者さんのバンドなのですね。初めて聴いたよ。会場でアンケート書いて渡して帰宅したらば既にサンクスメールが届いてて、そのレスポンスの速さであるとか青森から来てまたすぐ帰るフットワークの軽さであるとか、そういう要素がバンド活動においてとても重要であろうことは想像に難くないけどこれって何もバンドに限った話じゃないよな。仮にこの子がサラリーマンなら営業成績すごそうだわーとよくわからない感銘を受けました。
次のバンドは全員が女子。音はわりと厚くて重くていわゆる女の情念ぽい感じ、だけどボーカルの線が細い。ていうアンバランスな危なっかしさがおもしろいです。仮にこれをどっしりした声で歌われたら、きっと湿り気倍増だろうな、それはそれでまたいいのかもしれないけれど。
次がお目当てのHANGOVERS。曲間とかMCとかほぼ一切なし、クールかつストイックな表情で歌う曲がどれもポップで踊れてつまり楽しい。というのがすごくいいなと思いました。シンプル・イズ・ベスト。オープニングの曲のサビの♪アンジェリーナ〜ていうのが耳に残って離れないので、終演後「アンジェリーナください」とお願いしてCDを買いました。今も聴きながら書いてます。それと今さらではありますが、HANGOVERSって名前もめっぽう格好いいですね。二日酔いみたいに残るあの感じ、を指してるのかしら。また見たいなあ。
トリは主催者さんのバンド、これぞギャルバンという感じでした。若いムスメのはじける笑顔、ふくらみはじめた蕾みたいな色香。さそり座の女と夜桜お七ヘッドバンキング。仙台のバンドは(わたしが知る限り)遠方からゲストを呼んでもトリは自分で務めたりして、その対等さというか媚びない感じが頼もしいなあと思ったりしてます。いろいろ見られて楽しかったな。それと、パークスクエアは禁煙なので服がくさくならないのが嬉しいです。ありがたい。