almost everyday.

its a matter of taste, yeah

It's Oh So Quiet

  • 「こんなくだらないこと」に手を染めたりするからいつまでたっても競技者の地位が向上しないんだよ、という憤りと「こんなくだらないこと」に縋らなければ生活が立ち行かなくなってしまうの?という懸念とが頭の中をぐるぐるしてます。いや、そんな筈は。曲がりなりにもITサービス国内首位、東証1部上場企業所属の世界記録保持者がそんなショボい待遇だったら目もあてられないって話です。
  • そうは言っても、長らく故障に苦しみ続けておそらく肩身も狭かったろうし、本人なりに辛い思いをしてきたであろうことは想像に難くありません。でも、だからって、よりによって号泣議員と同じ手口で小銭をせしめるだなんてあんまりです。いくらなんでも卑しすぎます。最悪です。タイトルホルダーとしての自覚に著しく欠けると言わざるを得ない。悲しい。とても悲しい。
  • それでなくても、競歩というのは常にうっすら冷遇され続けててきた種目なんですよね。速く高く遠くへの3要素を競う陸上競技にあって、どう考えても「走ったほうが速くね?」という疑問を抱かせがちな競技特性。ルールを忠実に守り、スピードを追求すればするほど「なんかキモくね?」と糾弾されてしまいがちなフォーム。「長すぎて見んのダルい」と言われがちな競技時間は、最長50kmの場合世界記録3時間30分台。野球の試合とだいたい同じです。1周あたり1km程度のロードをぐるぐる回り続けるだけで4時間弱、まあ大半の人は寝落ちすると思う。「っつうか競技者本人、周回数カウントできてんの?」という疑問に関しては、大抵の選手が手元の時計でラップを刻むか電光掲示板式の時計をチラ見するかで把握してる筈です。少なくとも前半は。後半、暑さと疲労で朦朧としてそれどころじゃなくなってる選手はわりと多いと思います。
  • なにゆえわたしがこんなところでこんな話題に熱くなってるかというと、高校の時にこれでインターハイ的なものに出場した経験があるからなんですね。そもそもなんで競歩を始めたかっていうと、腰を痛めて走れなくなったからなんですね。接地時の膝やら腰やらへの衝撃が走るより大幅に軽減されるので、リハビリ代わりに始める選手が多いんですよ競歩って。
  • それはさておき当時の競歩、かれこれ四半世紀近く前の話ですけど、今よりさらに競技人口少なかったですからね。3日も練習すれば(つまりルールさえ覚えれば)県大会には余裕で行けるし、さらに1週間根を詰めれば(つまりコツさえ掴んでしまえば)東北大会すら堅いとされてましたからね。運さえよければ全国も夢じゃない、ってことであれよあれよと勝ち上がったんですよね。まあさすがに全国はレベル高かったですけども、その大会すら陸上競技から隔離されて「七種・十種・競歩大会」みたいな感じで運営されてました。競技時間がかかりすぎてプログラム編成に支障を来たす3種目だけ寄せて集めて別日程が組まれていた、という話です。なんてこった。
  • 後半だいぶどうでもいい話になりましたけど、しょうもない悪さで関係界隈の頑張りに水を差すのは本当にやめてくれよな、という話。これに尽きます。この時間にこれだけの文字数をうだうだ書き連ねていることからも明白ではありますが、インフルエンザはいよいよこのまま何事もなく収束しそうな気配です。解熱後48時間経過すれば出勤可能、というアレはそもそも熱が出なかった場合どこを起点にすればいいんでしょうか。発症日から5日間、とかでいいのかしらね。ううむ。