almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ガルヴェストン

  • エル・ファニングと殺し屋の逃避行がどうしてもどうしてもどうしても観たくて山形へ。
  • 若く美しいワケあり女と組織を追われた中年男、それも余命わずか。何というかこう、どこかで見たような設定だらけで何となく先が読めてしまいそうではあるものの、大どんでん返しとは行かないまでも「そう来たか」的二段オチにより意外性をもたらしつつも手堅くコンパクトにまとめたなという印象。冒頭とラストシーンを轟音で覆うハリケーンの描写がなんとも示唆的でした。ふっと現れてあっという間に彼の人生から去っていった彼女はまさしくハリケーンそのもの、さぞかし鮮烈だったのだろうと。砂浜に佇む真っ赤なワンピースの笑顔はきっと記憶の中で歪められた思い出に過ぎなくて、だからこそあんなにも儚くて美しいのだと思います。
  • 観客に解釈を委ねない結末の描きかたは不穏ながらもさっぱりしていて、余韻に浸れるだけの余白があまりないと感じました。とは言え、車のミラー越しに流れる景色や陽光あふれるガルヴェストンの海辺といった映像がとても綺麗で、闇はより深く光はどこまでも眩しかったです。パンフレットはもうちょい気合い入れて写真選べよと思いました。

  • 山形まではラッシュを避けて朝早くに移動、すぐそばのコメダ珈琲でのんびり過ごしました。帰りは天童温泉ゆぴあに寄って東根のはくようで肉そばキメようと思ってたのにどちらも休業、なんて不運な。っつうか、そもそもの話として、8月最後の金曜日ならまだまだ書き入れ時じゃないの…?何でそんなに商売っ気ないわけ…?と不思議な気持ちになったんでした。ええい、開いてないなら仕方ない。すぐさま予定を仕切り直して東根温泉の公衆浴場オオタ湯へ。設備がもれなく真新しくて快適でした。内湯のみ、循環ありとは言え加水加温消毒なしで350円とは素晴らしい。冷やし鳥そばは蕎麦処 紅留満(くるま)。店構えといい盛りつけといい、友達のお母さんがチャチャっと作ってくれたみたいな素朴な雰囲気でした。おとなりさんはゲソ天つきのもりそばを食べてて、そちらもおいしそうだったな。
  • 先発は弓削。先発ローテが定まらず勝ち運に乗り切れないチーム状況をぐっと底上げしてくれた希望の星であるところのヒーローを、やっとホームで間近に観ることができました。決してテンポよく投げるタイプではないけれど、身体が大きく手足も長く不思議なスタンスから投げる左ってことで打者からするとこれは相当打ちづらそう。6回のピンチを2点で切り抜けたのは立派だったし、打線も奮起してくれて何よりです。安樂が帰ってきてくれて嬉しい。おやすみなさい。