almost everyday.

its a matter of taste, yeah

レイニーデイ・イン・ニューヨーク

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  • 朝いち、フォーラムでレイニーデイ・イン・ニューヨーク。撮影は2017年に行われていたものの例の件によりアメリカ本国ではお蔵入り、ここ日本においてもコロナ禍で公開が大幅に遅れるとあって踏んだり蹴ったりの本作ですが、そんな禍々しさとはほぼ無縁。小気味よいピアノの音色に彩られた、とびっきりスノッブで鼻持ちならない(褒めても貶してもいません)おとぎ話でした。
  • それにしてもまあ、冒頭からシャラメがひたすらよく喋る。これでもかってくらい饒舌に喋る喋る喋る。アリゾナ?から生まれ故郷のNY*1 に出てくるまでの10分足らずで、過去の主演作2本ぶん位のセリフをこなしてたんじゃなかろうかという気がしました。
  • 展開やら演出やらオチやらはあらゆる意味で安定のウディ・アレン節なので、あらためて特筆すべきところは特になさそうです。とは言え、iPhoneの着信音がこれほどまでに似合わない映画というのもめずらしい。そこだけぽっかり「あ、現代?」って我に返っちゃう感覚がありました。まるで魔法が解けかかるみたいな。
  • 観終えた後に残るものと言えば、でっかいI♡NYと呼ぶにふさわしい途方もないニューヨーク愛なわけで、それはそれでよござんしたねと思うんですけど、相対的にディスられ通しのアリゾナの皆さんは怒っていいやつだと思います多分。日本だったらどこらへんだろ、たぶん鳥取あたりのような気がしてならない。身ぐるみひん剥かれたエル様はつるんとした身体が相変わらずお人形みたい、いかがわしさゼロ。セレーナ・ゴメスはほっぺたプニプニで愛らしかったです。眼福。
  • 冒頭でも述べたとおり、本作撮影時点ではまだなんの騒動もなかったわけで「作品に罪はなし」との自分内ジャッジを経て臨んだわけですが、これ以後わたしはこのひとの映画を観たいと思うんだろうか、と考えると複雑な気持ちになります。どうするんだろ。いや本当に。

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  • 朝ごはんは相馬のあおさのりでスパゲティ。昼は献血ルームでほうじ茶のんだらそれで満足しちゃったもんで他は何も胃に入れてません。いいのか悪いのか。
  • 先発は石橋。やっと勝ちがついた…!浅村が今日も打ったし小深田の走塁は目をみはる速さだったし、それより何より2週間12試合ただの一度も雨天中止ゲーム不成立にならなかったという事実に何より安堵しています。梅雨なのになあ、本当にすごいよ。おやすみなさい。

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*1:車で36時間かかるらしいよ!劇中、見事に一瞬だったね!