almost everyday.

its a matter of taste, yeah

甘い声、プリィズ

朝から仕事で大ちょんぼ。どう考えてもありえない凡ミス、あああ自分を殺してしまいたい。泣きたいような気分だけれど悲しみに打ちひしがれる暇などあるはずもなく、すぐさま銀行へフォローの電話を入れたのですが、ここで事態は急展開。どうやら、わたしの使っていた書類はもう何年も前に仕様が変わっていたのだそうで(4年前。てことは自分、異動してくる前の話じゃないかー)てっきりミスだと思いこんでいた手順が実は現在のスタンダードらしいのです。ということはですよ。これまでわたしは要らぬ段階を律儀に踏まえて、なくても特に不自由しない作業を無駄に増やしていたに過ぎないのであって。・・・・・・いずれにしても激しくブルーです。ていうかあんた(=前任者)、引継んときに口すっぱくして「これはきちんとやっとかなくちゃ」って言ったじゃないか。「これだけは間違えちゃダメだっ」とまで言ったじゃないかー。嘘つきめ。もう信用しない。いや、前々から薄々感づいてはいたのだけれども。「こいつ、あやしい!」って(それもひどい話だな)。ぷん。
お昼前、出かけるというボスを伴ってわたしの運転で市内まで。あまりにもいいお天気、このさい誰が隣にいようとかまわない、なんて思えるくらいの浮かれようです。平日のこの時間に外へ出られる、という事実が単純にうれしくてたまらないのですよ。会話がとぎれて何とはなしに助手席を見たら、カーステから流れる音に合わせて小さくリズムをとるボスの姿が。びっくりしちゃうな、だってその時かかっていたのは小沢健二氏の1枚目なんですよ!あまりのことに固まってたら「いやー、いいねぇこういう音は」ですって。惚れ直したよ、ボス。

で、あんまり毎日天気がいいので調子に乗って日光浴ばかりしていたら(窓際の席で、ちょうどうまいこと日が当たるだけなんですけどね。ていうかわたし、この歳にして、窓際族。)身体はんぶんだけがうっすら日に焼けてしまいました。片腕だけが微妙に黒いの。ははは・・・って、ちっとも笑えないよ。いい大人なのに。

ここ数日、部屋へ戻ると同じ音源を飽きもせずにずーっとぐるぐるエンドレスで聴いています。抜け出せません。それにしても、わたしはもう、心の底からあなたの声が好きで好きでたまらないみたいです。クールで透明で乾いていて、ふてくされててナイフのように尖っているのに、それでいてかすかに甘くてまっすぐ耳にとびこんでくるような、おまけにそのまましばらく居着いて忘れられなくなってしまうような、ふしぎな響きかたをする、声。あなたの声とあのリズムだけ、ただそれだけを耳に注ぎこんでいられたら、どんなに幸せだろう。と、思うのです。それはもう、はなればなれの恋人の肌に思いを馳せるような気持ちで。もっと、あなたの声を聴きたい。それだけで耳も心も満たしていたいのです。もっともっと。まだまだ、足りない。思いが強くなればなるほど、胸がからっぽになるような気さえするのです。どうしていいのかわからない。なんだかもう、泣きそうだ。

・・・・・・やっぱり、心身ともにまだ弱りぎみ。