almost everyday.

its a matter of taste, yeah

I Believe

朝6時30分、仙台行きの始発(ただしバス)に乗り込み、すぐさま熟睡。この週末は向こうで過ごすのです。なんでも相方、今日は職場の芋煮会だとかでさすがに余裕もないらしく。そりゃそうだ、休みの日まで職場の人と一緒に過ごさなきゃならないなんて!というわけで今宵はゆっくり、心行くまで愚痴を聞いてさしあげるつもりです。さしあたって合流予定の夕方までは、ひとりぷらぷら遊びたおす予定。うふふ。9時すぎに仙台到着、バス停近くのベローチェにてコーヒー+バジルチキンサンドの軽い朝食。充電完了、いざ外へ。

それでもやっぱりいちばん最初に来てしまう場所がタワーっつうのは、もう、習性というか性質というか、そういう類の刷り込み的なものを感じます。我ながら。しかしなかなかよい買い物ができましたよ。ひとつ、シャーラタンズのボーカリスト/ティモシー・バージェス氏、初のソロアルバム。ふたつ、シャーラタンズのベーシスト/マーティン・ブラント氏、80年代に在籍していたバンド=makin'timeの再発盤。・・・・・・骨の髄までアイラヴシャーラタンズですね、自分。これでいいのか?いいのだ!と自問自答をくり返しつつ、あちこちふらふら試聴すること1時間強(もちろん2枚は抱えたままで)。あああ、やっぱりCD屋はいいなぁ。空気がすごく濃いような気がするのです。呼吸がしやすいようにさえ感じられてしまいますよ。やっぱり病気ね、きっと死ぬまで治らない。ははは。

イギー・ポップ監修のコンピ盤に、ピンカートン時のウィーザー未発表曲が収録されてる」とかいう話にすごーく期待してたのだけど、実際に聴いてみたらば不自然なほどにセンチメンタル感が強調されまくってて、あんまりどかーんと来ない曲でした。しかるべき理由でお蔵入りになってたんですね。しかしすでに当時から、魔法の力が薄れはじめていたのだとしたら・・・ううう。自分はやっぱり、青盤がいちばん好きです。でも"You gave your love to me softly"はいつ聴いても切なすぎて地団駄ふみたい気分になります。心の中に大嵐。ベイビードンチュークライ、って、そんな。あああ。

次、秋冬のお洋服がほしくてあちこちうろうろ。わたしはいい歳をしていまだにolive des oliveなど好んで着たりしているのですが、本日もうっかり心を奪われかけました。黒の、ローゲージの、カーディガン。ボタンが斜めに並んだイレギュラーなシルエット、ポンチョみたいに広がった裾。かわいい。かわいすぎる!店員さんの「これが最後の1枚なんですよー」という一言についテンション上昇、うっかり試着しそうになりましたがよく考えるとこれ、どこへ着ていけばいいんでしょうね。というわけで断念。ああ、かわいかったなぁ・・・。クラスの人気者に告白しそびれたかのような、淡く苦い気分。高嶺の花ではないのだけれど、決して。

同じ通りのSHIPSでは、ツイードのストレートパンツを物色。天使のように愛らしい店員さんのおすすめを拝聴しつつ彼女の睫毛にみとれているうち、はっと気付けばいつのまにか試着室の中。片手にはパンツが3本。うーん、話術って大事なんだな。すごいな、接客業。なんて感心してる場合じゃないや。言われるがままにあれこれお試し、「お客さまでしたら、こちらのサイズで大丈夫かと思いますよ〜」ってさすがにそれは無理だろあんた、お世辞はやめてくれと思いながらも一応穿いてみたSサイズが、ギリギリながらも大丈夫だったのには驚きました。まあ太めのシルエットだからこそ、ですけどね。それでも裾は余るんですけどね。ああ、華奢なおんなのこになりたい!結局、さんざんいろいろ穿いたくせして何も買わずに出てきました。迷惑な客でごめんなさい。

その後は本屋をはしご、丸善ジュンク堂佐藤雅彦さん「任意の点P」、日比野克彦さん「100の指令」、どちらも欲しくて食い入るように見ていたのですが結局次回へ持ち越すことに。がっしりした本を買おうとするたび、ついついいつも身構えてしまう癖をどうにか治したいとは常々思っているのだけれど、なかなかうまく行きません。CDだったら3000円のを3枚くらいまとめてほいほい買えちゃうってのに、本だとどうして2000円台で怖気づいてしまうのか。自分でもよくわかりません。文庫本に慣れすぎたせいでしょうか。それともブックオフ感覚が身に染みついているのでしょうか。いずれにしても貧乏くさいことに変わりはないので、少しずつでもどうにかしたいと思います。クリスマスには本をヤクザ買いしようかしら。ちなみにジュンク堂では、今までなんとなく買いそびれていた「小説ワンダフルライフ」を購入。やっぱり文庫本・・・。舌の根も乾かぬうちに。

ここで時刻は15時半、予定よりもだいぶ早く相方より連絡が。上着に顔をうずめたら焚火の匂いがまざっていたので、とりあえず「おつかれさま」と言ってみました。ああ、はやくあなたと眠りたい。