almost everyday.

its a matter of taste, yeah

le singe mon amour

晴れた朝、ミルクフィルムもしくはエレキベースを聴きながら散歩に出かけ、喉がかわいたらビールなんか飲んじゃったりして、部屋へ戻ればゼリーのおふろにのんびり浸かって身体をぬくめて、ジャスミンの匂いのボディミルクをたっぷりとすりこんで、洗いたてのタオルケットにくるまって日なたでぬくぬくお昼寝したら、空が焼けるような夕暮れとシャンパン色の満月をゆるりと眺めて、あたたかな食事をとって、まぶたがとろりと重くなるくらいにお酒をいただいて、あいするひとと一緒に眠りたいです。・・・というようなことを考えはじめる程度には頭が疲弊している模様。わたしにとって必要不可欠なものというのは、実はそんなに多くないような気がしてきました。貧乏性なのかええかっこしいなのか。たぶんどっちもだ。

指輪が抜けてしまいそうなのが怖くて、これまでずっと水仕事および入浴のたびに外していたのですが。ここ1週間ばかりでようやく、少しずつ指なじみがよくなってきたように思います。今ではもう、ハンドクリームを塗るとき以外ずっとつけっぱなしです。こういうものに対する幻想や憧憬のようなものをあまり持たない性質だと自分では思っていたけれど、それとは別の具体的かつ現実的な効能にはいちおう納得せざるを得ないような気がしてきました。これと同じものを持っている人間が少なくとももう一人いる、そしていま自分がいなくなったら困る相手が一人だけは確実に存在する。という事実は、重いけれどもその半面で不思議な気力をもたらしてくれています。願わくば、代わりはいないという自信がもう少し身につけばいいのだけれど。本当は今でもすごく不安なのです。おやすみなさい。