almost everyday.

its a matter of taste, yeah

神は細部に宿るとか

上司とサシで打ち合わせ中、向かい合わせで下むいたまま書類をかりかりしたためていたら突然何の前触れもなく「下まつげの生え方がきれいだねぇ」なるお褒めの言葉をいただきました。あんまり唐突だったのでとっさに何を言われたのか理解できず「え?何ですか?」と聞き返したら「んなこと二度も言わせんじゃねえよこのやろう」と言われてしまって理解不能度二割増。ていうか、そっちから話振ってきたくせに勝手に照れられても困るよっつう話です。それにしても、容姿についてそんなマニアックな褒められかたをしたのはこれが初めてですよ。これからはチャームポイントを訊かれたら「下まつげですっ」と答えることにしようかなぁ。・・・・・・無理そうです。そもそもいったいどういうことなんだ、「下まつげの生えかたがきれい」って。謎は深まるばかりです。美に詳しい方、どなたか品評してくださいませんか。ああ、ますます自信がなくなりそうだ。どうしてくれる。

15年近く使い続けてきたCDラジカセが、いよいよ天寿を全うしつつあるようです。ラジオのアンテナぐらぐらだわCDは国内盤の新譜すら認識されないわ右のカセットデッキはもはや再生すらロクにできないわ、といった感じで一気にガタが来てしまいました。でもだめなんです。フリッパーズもジャミロクワイユニコーン少年ナイフ高野寛ソニックユースホブルディーズコステロフィッシュマンズシャーラタンズズボンズもブラーもベックもストーンローゼズもフラカンも岡村さんも何もかも、わたしの血となり肉となった音はすべてこのスピーカーを震わせてから耳に飛び込んできたのですから。いつか最後の1音が聴きとれなくなるその日まで、自分はきっとこのばかでかい時代遅れのラジカセを手放すことができないのだと思います。わたしは動物を飼ったことがないのでうまく想像できないけれど、長年可愛がってきた犬なり猫なりが歳をとって死を待つところを見ていることしかできない気持ちというのはもしかしたらこういうものなのでしょうか。無機物に対してこんな気持ちを抱くことになるだなんて思いもしなかった。とてもつらいです。息がつまりそうなくらい。

あした働けばお休みです。しっかりしなさい、自分。おやすみなさい。