almost everyday.

its a matter of taste, yeah

都合のいい女

ああそうか、今日ってばマイクロソフトのアップデートのリリース日だったんですね。出勤してから気がつきました。そういうわけで本日は、1日がかりであちこちのPCのメンテばかりやってました。基本的に自動更新なのでほっときゃ勝手にインストールされるんですが、休んでるひとのPCの電源入れて回りつつ、せっかくだからとスキャンディスクかけてみたりとかバックアップの設定チェックしてみたりとか、故障時用の代替機のウイルス定義ファイルを新しくしたりだとか、そういうことをちまちまと。以前はなんとなく遠慮があって、他人のパソコン勝手に開いてこういうことしちゃいかんよなあと自粛していた部分もあったのだけど、いざ個人配備のパソコンが壊れたら真っ先に泣きつかれるの他の誰でもなくこのわたしなのだ。ってことが身にしみて分かってからは、一切遠慮なしでガツガツやらせていただいてます。その際にプログラムおよびドキュメントフォルダ(いわゆるプライバシーが関わってくる部分)に一切手を触れないよう気をつけているのが功を奏してか、そこらへんはある程度信用してもらえてる・・・かどうか実際のところはわかりませんがともかく、あからさまに嫌な顔をされることは少ない、気がしております。もっと正確に言うと、仮にうっかり何かを見つけてしまったとしても基本的には放置です。デスクトップに麻雀ゲームのショートカットが置いてあろうがiTunesだけで3Gくらい使ってようが、うるさいことは言いません。ウィニーにさえ手を出さなければ、そいでもって執務時間にこっそり遊んだりしなければ、あとは何してくれてもいいよ。でも、できればせめて月に一度はバックアップを、そして半年に一度くらいはスキャンディスクとデフラグもしてくれたらいいのになあ。と思います。どんだけ口うるさく懇願してもなかなかやってもらえません。困ったとき(=壊れたとき)だけ頼りにされる(=修理依頼その他もろもろの雑務を押しつけられる)だなんて、それってまさに都合のいい女そのものじゃないか。納得いかん。けど、不本意ながらこれもいちおう仕事なのです。やるこたちゃんとやっとかなくちゃなあ。ふはー。

こないだ保原へ帰省した際、行きの道中でぷつんとあっさり壊れてしまったiPodが、なんと、奇跡的に息を吹き返しました。びっくりしました。「新しいの買わなくちゃなあ、最近のiPodはずいぶん薄いんだなあ、にしても4万弱の出費はでかいなあ、でも動画が見られるってのはちょっと楽しそうだなあ」等ほとんどすっかり諦めがついていて、うっかりすると今すぐにでも新しいのを買い求めてしまいかねない勢いだったもので、だめもとでリセット復元かけてみてこれまたあっさり直ったときは余計に驚いてしまいました。あんまり期待しないでいたのがよかったのかしら。直るだなんて期待はこれっぽっちもしないで、心は半ば新しいiPodに奪われかけていて、それで壊れたほうのiPodはあわてて機嫌をなおしてくれたりしたのかなあ、なんて。それってなんだか、まるで恋のかけひきのような話じゃないか。でも、今にして思えば実際のところはそんな感じだったような気がしないでもないです。心身ともに焼け焦げるほど好きで好きでどうしようもなかったひとは、いつしか恐れをなして離れていったような。そして、大して興味を持てなかった相手に限ってへんに執着してきたりとか。大事なのはバランス、ってことなのかもしれません、何事においても。わたしはどこにも偏らないまま愛し愛され続けていられるかしら。そうね、たぶん、自分の軸さえブレなければ大丈夫という気がします。今のところは。おやすみなさい。