almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2011年第3回・本日のライブ Paper Bag Lunchbox "Ground Disco" Release Party@仙台PARK SQUARE

19時ちょっと過ぎに着いたら、ひと組めのMerry Shoneが既に始まってました。初見。クラムボン編成のスリーピース、絵本の中で鳴っていそうな愛らしい曲、うたのおねえさん的につるりとやわらかく響く声。アレンジやビジュアルを更に練ったら、よりコンセプチュアルに楽しくなりそうな予感がします。おとぎの国っぽい感じに。
ふた組めはhalos。生で聴くのはこれが初めてです。きょうはバンドでいらっしゃるのかしら、だとしたらひさしぶりに宮崎さんのピアノが聴けるー!とどきどきしながら待ってましたが、きょうはサポートをひとり迎えてギター2本でのシンプルなセットでした。でも、おかげでよりはっきりと声の質感が伝わってきてそれがとても良かったです。草階さんの声はさびしげで、にもかかわらずじんわりとしたあたたかさがあって、そして何より色気があります。「白い線を踏み外したら食べられるよ」という詞が変なぐあいにずしんと深く刺さってしまって、なんだかひどくどきどきしました。
3組めはRECO。初見。ギターボーカルベース全員あちこちぐいぐいふわふわ踊りながら弾いてて、つられてこちらも身体が動いてしまう感じがすてきでした。楽しそうに歌うひとを見るのはやはり気持ちがいいです。あんなふうにできたらそれは楽しいだろうな、と思うとうやらましくなるというか。いいなあ。いいなあ。
4組めはアニーガール。9月に初めてそのライブを見て以来、ひそかに心の中でずっと「仙台のホワイトストライプス」と呼びならわしているアニーガール。若い。かわいい。かっこいい。1曲めで繰り返されるリフがニルヴァーナ×スポーツギター的にすばらしくかっこよくて、耳に残って離れません。いいなあ。これ、すごくいいなあ。次に見かけたら必ず買うよ(ちなみに本日欠品中でした)。
5組め、mothercoat。前回同様、わたくし、ドラムのあのひとに終始釘づけでした。迷路のように込み入った複雑なリズムを正確無比に叩きまくり、同時にどこか歌心のようなものを感じるだなんてこんなことは他じゃめったに味わえない気がするんです。最高にツボ。ああもうだいすき。このドラムだけでごはんおかわりできますきっと3杯くらいはあっという間に。中盤、弦いっさい無し・鍵盤とドラムのみ(ボーカルとベースが連弾、ギターはスティックを手に)という変則的な編成で演奏された曲が特によかったです。
トリ、PBL。初見。ボーカルさんがすごかったです。演奏前にふつうにフロアにいたときよりも、ステージで歌ってるときのほうが素なんじゃないかというくらい自然に振る舞ってるように見受けられました。このひとにとって歌っていうのはもしかしたら、は水とか空気とかあるいはいっそ身体の一部そのものなんじゃないかしら、と思った。「歌が好きで歌いたいから歌わなかったら死んでしまう」とか「ノーミュージックノーライフ」みたいなうさんくささとは違う、歌がもう常に身体の中に溶け込んでる感じというか。耳も目も自然に吸い寄せられてしまいました。最後の最後に演奏された三拍子の曲が特によかったな。
それにしても全6バンドってすごいボリューム。タイムスケジュールもぱつぱつだったのでしょうか、転換がめちゃくちゃ早くてびっくりしました。こんなに手際のあざやかなセッティング、フェスくらいでしかお目にかかれないと思ってたよ。グッジョブでした。