almost everyday.

its a matter of taste, yeah

エキストラも包丁を持たされたら3分間は通り魔になれる

だからもう、いやだって言ってるのに。夜明け前にあんなにぐらぐら揺れるのは。
今季はじめて職場に暖房が入りました。正式な稼働は12月に入ってからだそうですが、例年この時期は「職場」と「おもて」と「自宅」の寒暖差にやられて体調を崩すことが多いのでさまざまな対策を試みております。そして至った最終結論は「寒暖差が小さければ小さいほど身体への負担も小さい」というものでした。常識というか当たり前というか「そりゃそうだろう」って感じではありますが、なんだかんだでこれがいちばんしっくり来てるっぽい気がします。主に自分を納得させる理由として。
そうは言っても室内気温をおもて並みにはできないので、とりあえずここ何年かは職場と自宅が同じくらいの気温になるよう努めてきました。つまり、職場に暖房が入るまでは自宅の暖房を使わないということです。うーんストイック、というよりただのやせがまん。現在の住居はいちおう鉄筋造りながらも築30年超、すきま風の吹き込む音がなかなかの昭和レトロ感を醸し出しておりますがそんなことはどうでもよくて、まあとりあえず寒いです。それと結露がとんでもないです。二人ぶんのお蕎麦をゆでるとただそれだけで、換気扇フル稼働にもかかわらず台所の壁がびっしょびしょになります。お肌の保湿にはいいかもしれないけど、困ったことに台所の壁はひび割れぎみのセメント?なので「いつか全面的に崩れてしまうのではないか」とおろおろしながら滴る結露をぬぐう毎日です。実際、既にところどころ崩れかかってます。スリリング!
そんなこんなで、わが家はどうにか今のところまだ暖房なしでしのいでおります。毎日おふろにゆっくり浸かり、あたたかいものを食べ、絹入りのハイソックスを履き、湯たんぽを手放さない。というのが主な対策ですが、ここ数日は冷え込みがだいぶ厳しくて自己努力の限界を感じつつあります。ちなみに夫は震災直後のガス不通期さえ水風呂で過ごしたという剛の者で、年間を通して暖房も冷房も不要と言い切る超健康体の持ち主です。素直にすごいと思う反面「それって実は鈍いだけじゃね?」とつい訝りたくなる自分は、夫からみれば単なる温室育ちの甘ったれなのでしょう。どっちもどっち、というかお互い極端すぎると思います。足して割ったらちょうどよさそう。
終業後は丸善へ。発売をわくわく待ち焦がれていた本を買いに行きました。

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

∞ホールへ足を運んだことは数えるほどしかありませんが、そこで貰えるフリーペーパーに掲載された又吉さんのブックガイドは短いながらも読みごたえがあり「これ、ぜったい単行本になってほしい」とずっと願っておりました。それが遂に叶いました。うれしすぎてもったいなくて、さっきからウイスキーでも舐めるみたいにほんのちょっとずつ読み進めてます。巻末の対談のお相手はなんと中村文則さん、いつか文芸誌で読んだ「何もかも憂鬱な夜に」の書評(本書でも取り上げられています)があまりに切実で濃密で忘れがたかったので、読む前からもう既に感慨深いです。大事に読みます。たのしみ。おやすみなさい。