almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Caught in a fire

こないだの連休、自分のTLでやたら「せづねえ」という表現を見かけると思ったら八重さん効果だった模様。喜ばしいことです。同じ福島県内とは言え、会津と他の地域では言葉に微妙なニュアンスの違いがある。と、生まれも育ちも中通りのわたしはそう感じております。また、劇中で発された台詞の正確な意味合い(脚本および演出のねらい所)もわかりません。これらを踏まえた上で、わたしの知る「せづねえ」のもうひとつの意味をメモしておきます。
「せづねえ」の語源はおそらく「切ない」だろうな。と、まずは発音からそう推察されます。「切ない」の本来の意味は、主に寂しい・悲しい・やりきれない・思うようにいかない、といった辺りでしょうか。しかし、わたしの育った地域には、それらと明確に異なる「せづねえ」の意味があります。それはずばり「うるさい」です。例えばこんなふうに。

  • 「おめ、せづねえがら黙ってろ」≠「お前、うるさいから黙ってろ」

…というように「(物理的に)音が大きい≠うるさい」という状態にも「せづねえ」を使うんです。これってうちの周辺だけなのかな。どうだろ。さらに、そこから転じた(と考えられないこともない)こんな使い方もあります。

  • 「おれ風邪ひいっちまってよ」「なんだべ、せづねえごと」≠「おれ風邪ひいちゃってさ」「あらあら、かわいそうに」
  • 「うぢのしゃで、宝くじ当でっちまってない。いがったげんちょもせづねくて」≠「うちの弟、宝くじ当てちゃいまして。ラッキーだったけど(噂や嫉妬の対象になるのが)煩わしくて」

「うるさい」から転じて(?)、マイナス要因を被る相手を憐れんだり迷惑がったりする用法です。これはむしろ本来の「切ない」に近いニュアンスなのかも。いずれも40代より下の世代ではほぼ消えつつある言い回しですが、うちの母(1949年生まれ)は未だ日常的に使っています。ドラマではどんな意味合いで使われたのでしょうね?はて。

  • 今日も朝からすごい雪。予報ではくもり時々雪くらいのはずだったのに、ほとんどずっと降りつづけてたんじゃないかと思います。
  • 午前中には終わるはずだった打ち合わせが押しに押していつしか夜に、この時点で既に心が酷く荒んでいたのですがそれはそれとして、帰り途中にばったり会った同業者と一杯。ほんとに一杯だけ。ちえー。
  • それにしても、こんなに心が乱れるのもまためずらしい。時期的にあれか、ホルモンか。おやすみなさい。