almost everyday.

its a matter of taste, yeah

さらば青春の光 デジタルリマスター版

  • 朝、チネでさらば青春の光 デジタルリマスター版。UKロックの必修科目であるところの本作が40年ぶりに劇場公開されるとあって、これは正装にて臨まねばならぬとばかりフレッドペリー着用にて馳せ参じた次第であります。はー、どきどきしちゃう。
  • まずは冒頭、夕陽を背にしたあのファーストカットの鮮烈さからしていきなり息を呑みましたよね。この画がやがてあのラストシーンに連なって行くのか…と思うと既に感慨深いものがあります。というわけで以後、主にリマスターに起因するあれこれについてのメモ。
  • 公衆浴場でジミーとケヴィンが再会するシーン、ふたりとも普通にがっつりイチモツ見えてて面食らいました。むかし見たVHSではたしか穏当にモザイク入ってたよな…?という気がしますがいまいち記憶に自信がありません。映倫のさじ加減がよく分からない。
  • ステフの激マブっぷりは映像が多少アレでも際立ってましたが、こうしてリマスターを経てみるとあらためてとんでもない美女。顔も髪も服もスタイルも完璧。何なら常に二番手に甘んじている冴えない金髪モンチッチのトーヤ・ウィルコックス(ロバート・フリップの奥方)さえもプニプニして血色よくてめちゃ愛らしく見えます。ついでに言うと最終盤のスティングのベルボーイ姿なんかもう、きらめく陽光の眩しさもあいまって輝くばかりに美しいです。よっ、色男!
  • 本作のタイトルをぐぐると本家より先に芸人がヒットする事実を常々苦々しく思っていたところ、数年前からは「ゲス」「不倫」などの単語までサジェストされるようになり憤懣やるかたないとしか言いようがないのですけども、チャーキー役のフィル ・ディヴィスがロッカーズ集団に絡まれ一行から遅れをとる辺りから何となく顔つきというか表情筋の動かし方が森田哲矢のそれと似通っているように思えて仕方なくなってきました。いや待てそんな筈は、と思えば思うほどそう見えてくる不思議。

  • あとはあれだ、コート着たまま雨に降られてひと晩過ごした筈のジミーがまったく汚く見えないあたりはむしろリアリティを欠いてますよね。最後のベスパ疾走空撮はさすがの美しさ。名作、満喫いたしました。
  • ちなみに本日、いつかの休出の代休です。消化できない休暇がまだあと3日は残ってる…できることなら残業代として買い取ってほしい…!とかいう叶わぬ願いはさておき、10連勤を経てやっとの小休止であります。平日の朝に目が覚めるまで起きなくていい喜びをひとしきり堪能したところへ夜勤明けの夫が帰宅、おつかれさまでした。わたしは入れ違いでチネへ。
  • 映画のあとはUKづいて某カフェでクリームティーでもと意気込んだのですが、ポットで供されたアールグレイがまさかのティーバッグで驚き呆れるなど。それでも味が良いのなら、と気を取り直して口に運ぶも明らかにただお湯を注いだだけの味も香りも薄っぺらい代物でした。ええい、こんなんでティールームを名乗るんじゃねえ、盛岡の齊藤さんとこで最低2年は修行してきやがれ、とわたしの中のモッズつまりチンピラが荒れに荒れて大変だったよねという話でした。二度と行かない。それにしても、かつて通ったあのお店でわたしは紅茶の美味しさを知り舌を肥したのだなあとあらためて実感したところであります。

  • 帰宅後はとっておきのノワゼットショコラで口直し。こたつも出したし冬支度は着々と進んでおります。よい休日でした。おやすみなさい。