almost everyday.

its a matter of taste, yeah

中村屋酒店の兄弟

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  • 午後、チネで中村屋酒店の兄弟。まずは冒頭、物語の前日譚をああいう形で提示してみせるのか…!と感心しました。本編開始後も様々な想像をかき立てられる良い導入部ですね。役者さんがあまり巧くないのも、古びた酒店の懐かしい佇まいやそれなりに長い間顔を合わせずにいた兄弟のぎこちなさにフィットしていたと思います(もしかしたら、敢えてそのような演技プランだったのかもしれませんが)。宮沢氷魚との「his」でこの上なく誠実にもダメ男にも見える不思議な存在感を放っていた藤原季節には、こういう謎めいた役がハマるのかもしれません。
  • それまでの雰囲気が一変する中盤の展開から結末にかけては、先が読めそうで読めない絶妙な演出がなされていると感じました。この監督が撮る長編作品、今後ぜひ観てみたいです。
  • 惜しむらくは、酒店が舞台であるにもかかわらず酒への愛着や蘊蓄があまり語られることなく、むしろ煙草がキーアイテムになっていたこと。一介の酒好きとしては、もうちょい酒を推していただきたかったです…!せめて、店頭に掲げられたのぼりに記されている「東京23区内唯一の酒蔵」にだけはキッチリ触れといてほしかった。
  • 話は遡って、けさ起きたらすっかり平熱で完全復活してました。が、腕だけはやはり違和感が残ってるので引き続き湿布を貼って過ごしております。ファファモでひと足先に3回目を接種した姉曰く「ひたすら痒くてしんどかった」とのことですが、わたしは3回とも痒みゼロだったんだよな。ここらへんの個人差も不思議。
  • 夜、かつての職場の友人からメール。名簿からもデスクマップからも忽然と消えたわたしを心配して連絡をくれたそうで、平謝りのち事情を説明するなど。どちらかと言えば職場での人間関係はドライ寄りで、必要があれば親身になるけど不用意に踏み込みすぎないことを己に課していた身としては何とも不思議な気持ちです。驚き余っての急場しのぎかもしれないけれど、「良くなったら必ず遊びに行くからね!」と力強く言い切って貰えるなんて嬉しいものですね。ありがたいな。おやすみなさい。