almost everyday.

its a matter of taste, yeah

悪い子バビー

  • 午後、チネで悪い子バビー。ビビッドな黄色が印象的なフライヤーに目を奪われ「これはひょっとして、みんな大好きブリグズビー・ベアの元ネタだったりするのかしら…?」という淡い期待を抱きつついそいそチケット予約したんですが、とてもじゃないけどそんなもんじゃなかった。とんでもなかった!
  • 何を書いてもネタバレになりかねないのでざっくり言うと、未就学児の言動をそっくりそのまま健康な成人男性の見てくれで発するとホラーにもコメディにも感動作(!)にもなり得るのだなあ、という大いなる発見を得るに至りました。目を覆いたくなるほどグロテスク、にもかかわらず到底信じられないほどピュアというウルトラCの応酬にびっくりしてしまうし、あちこちもろもろ唐突なのになんとなく気持ちよく話が連なっていく謎のグルーヴ感にも魅了されました。劇中ライドのポスターがわりとデカめに出てくるところもたまりません。監督はきっと、いや確実に音楽好きよね?
  • 突っ込みどころを細かく挙げればキリがないけどとりあえず、外界に出たてで身なりも挙動もあからさまにどうかしてる輩にパカパカ股開く女がいたらだいぶ怖えよってか騙されるか病気移されるかの2択じゃね?って点だけ指摘しておきたいです。それとバビーのビジュアルが絶妙。曇りなき青い目だけ見りゃうっかり情にほだされそうにもなるけれど、額や頬をうっすら走る皺や既にだいぶ後退しつつある生え際がそれを許さない。安易な共感や同情を退けるという意味合いにおいて完璧なスタイリングだと思いました。それにしてもああ、ラスト数分のあの跳躍力ったら!!!