almost everyday.

its a matter of taste, yeah

そのうつくしい肩を撫でたなら

お昼前、仕事の合間に外出していたらしい同僚くん(ロック好き)が、廊下ですれ違う10メートル前からすでにもう嬉しくて嬉しくてたまらんような表情を投げかけつつこちらへ近づいてきたので何事かと思い話しかけてみたところ、ポケットから「これ、いま買ってきたんすよ〜うへへへへ」と取り出して見せてくれたのは明日発売のオエイシス様の新譜でした。え、フライング?しかも開店と同時に買ってきたの?それもフィルム剥がしてあるってことはアンタ、車の中で既に聴いてきただろ?いったいどんだけ楽しみにしてたんだ、という話です。うらやましい。あ、わたしはもう彼に借りる気満々なのでいまだに試聴すらしてません。近々こちらの所有するウィーザーとトレード予定。こういうのってすごくいいなぁ。それにしても、わたしはいつも転勤する先々で必ず音楽好きの人にめぐり会えてるような気がしております。運がいいのか、それとも単に隠れ音楽好きが多いだけなのか。うーむ。

最近はまた視力が落ちてきたようで、部屋の中でメガネを外すとテレビのテロップが見えないほどになってしまいつつあります。仕事を終えて部屋に戻り、いちばん最初にすることと言えばまずはメガネを外すことなのですが、近視が酷くなるにつれこの瞬間がどんどん気持ちよくなってきました。暗い部屋でメガネを外してぺたりと畳に座り込むときのあの、数メートル先の視界の輪郭がぐにゃりと歪む感覚。自分の視界をやんわりと遮ったあとで訪れる「ああもう今日はこれで何も見なくていいんだ」という安堵感。10年前、視力がまだ2.0以上あった頃には、目がよく見えないことでこんなしあわせを味わえるだなんて思いもしませんでした。いいことはいつも思いがけないところにある、のかもしれないです。おやすみなさい。