休日、しかし早起き。6時にはきちんと覚醒して掃除と洗濯を始め、7時すぎには福島行きの高速バスに乗り込んでおりました。雨上がりのせいで変に蒸し暑く、何を着たらいいのか判断に困りキャミソール+半袖深Vネックに体温調節用の春物ジャケットを持参するという回りくどい服装。図らずも小エロです。シートに腰を沈めるやいなや澱のような眠気が訪れ、毛布代わりのジャケットを鼻の上まで引っぱり上げて90分ばかり深く深く眠りました。福島到着は9時、まだ店がどこも開いていないのでスーパー銭湯へ直行してリフレッシュ。大きいお風呂っていいなあ。
11時すぎに駅前で相方と落ち合い、姉んちへ。甥と姪の運動会のため末っ子(0歳児)の子守りと留守番を任されているらしいママンを訪ねて食事でもするべ、という手筈だったのですがどういうわけか全員総出で運動会へ出かけているそうで、急遽我々も現地へ向かうことに。小学校の運動会なんて一体いつ以来だろう?わけがわからないまま応援に混ざり、保護者のビデオ撮影合戦に圧倒され、ちゃっかりお弁当までいただいて何やら妙な高揚感に包まれたまま姉んちへ戻ってきたのでした。結局母の日らしいことは何もできず、近くの店で買ってきたケーキを一緒に食べてわたわたとお別れ。久しぶりにまじまじと見た下の姪は、末っ子らしく天真爛漫で極甘なキラースマイルを早くも身につけておりました。小4の甥と小2の姪に溺愛される彼女の行く末が、叔母は今から少々心配でありますよ。どうか気立てのいい子になりますように。わたしもすっかり年季の入った叔母バカになりました。いいのか悪いのか。
15時すぎにいったん相方と分かれ、友人と待ち合わせ。2年前の研修で同じチームに割り振られて以来何かとやりとりが続いているそのひとは、穏やかな声でクールな話しかたをする大人の男です。が、コーヒー飲みつつ腰を据えて聞いたのが「久しく忘れかけていた激しい恋の話」とあってはこちらも身を乗り出さずにいられません。このひとにこんな顔をさせるのはいったいどんなひとなんだろう?と思い詳しく話を聞いていったら、それが何とわたしの遠い同業者であるらしいことが判明して(それも5年前にニアミスしてました。驚愕)互いに「これってちょっとした運命ぽくないか」と色めきたったりしたのでした。望まない運命なら全力で否定するけど、こういうのならいつでも進んで受け入れる所存です。こんど会わせてくださいね、と念を押して会場へ移動。これからイッセー尾形さんの福島公演を見に行くのです。
19時すぎに照明が落ち、昨年と同様のセットにて開演。英語教師と産婦人科医、南アルプスのサラリーマン、家政婦、肉屋、広島からの修学旅行生、早起きフォークシンガー、田舎の町内副会長?といったラインナップでした。いのししのロバート、最高。「お前が命懸けで目指すのは仙台なのか?」には腹かかえて笑わせていただきました。これ、ぜったい福島仕様のネタだよなあ。と思ったら仙台でもやったらしいです(サイン会に並んだ友人談)。どういうふうに違ってたんだろう?気になります。来年もお目にかかりたいなあ。あと、終演後に旧友Uに声をかけられたのと元同僚Dにばったり出くわしたのがうれしいサプライズでした。さすが地元、知り合い多いよわたしなんかでも。皆と再会を約束してお別れ。お元気で。
携帯電話の電源を入れなおした途端、相方からのメールを受信。スーパー銭湯(朝わたしが入ったのと同じところです)で待ってるからのんびり遊んできていいよーとのこと、どこまでも寛大な夫です。せっかくなのでわたしもそちらへ移動、本日2度目の大きなお風呂で温まってから仙台へ向かい、部屋に着くなり布団を広げてあっという間に眠りにつきました。いったい、なんて濃い1日なんだろう。すごいよ。おやすみなさい。