almost everyday.

its a matter of taste, yeah

大事なことはそんなじゃないのかもしれないけれど

ゆっくりと目をさまし、ゆっくりふとんを干したり洗濯したり掃除をしたりして、しかるのちに仙台を出発。今日はこれから裏磐梯を目指します。まずは高速に乗って福島西まで南下して、そこからは土湯峠を越えていくという最短ルート。福島西エリア〜五色沼あたりまでは特に新緑がすばらしく美しく、高原の空気の清澄さもあいまって実によい気分でした。峠の登り口ではアンナガーデンに寄ってジェラートをいただきましたよ。相方はイタリアンオレンジ×ひとめぼれ、わたしはラムレーズン×塩ミルク。ひんやり、しあわせ。

道中、ちょっとした渋滞に巻き込まれたりしつつも全体的にはスムーズに裏磐梯到着。本日の宿は、曽原湖から少し離れた小さなペンションです。母屋の裏手にはきれいな小川が流れていて、水芭蕉なんかが咲いていて、それを眺めつつ露天風呂に入ったりもできちゃうという素敵ロケーションを見たらばもう、荷をとくのももどかしく、まずはひとっ風呂浴びに出ることに。森の静かな細やかな空気、穏やかな匂い、わずかに熱いやわらかなお湯。どれもこれもがいちいち肌にきもちよくて、何だかうっとりしてしまいます。部屋に戻ったのはまだ日が落ちる前だったはずなのに、くたりとベッドにつっぷしたままそのままうとうと寝入ってしまってしかも夕食まで目を覚まさないほどのリラックスぶりでした。うう、気持ちいい。たまりません。

以下、おゆうはんメニュー。うどとうるいとまいたけ、それに鶏から揚げのごまドレッシング和え。川魚?のつみれとたけのこのコンソメスープ。目鯛のふっくらソテー、とろとろソース添え。牛フィレ肉ステーキ。じゃがいもといんげんのオーブン焼き。ふわふわババロアフレッシュいちごソースのせ。目鯛のソースがものすごーくおいしくって、後から出てきたごはんをからめていただいたらもう、言葉に詰まるほどのうまさでした。あと、別注文でビールを頼んだら何も言わずにキリンラガーが出てきたってのがポイント高いです、個人的に。ごちそうさまでした。

ごはんの後は、食堂の奥にある和室でひと休み。ペンションという形態の宿にはめずらしく畳敷きの共同スペースがあって、部屋の中央には炭火で熱した南部鉄瓶が置いてあって自由にお茶をいただけるようになっていて・・・と至れり尽くせりなのでした。ビンゴとか将棋とかジェンガとか各種ゲームも揃っていたので、何年ぶりかでやってみましたよジェンガ。結果はいちおう1対1で引き分けでした。お互い半ば酔っ払いながらやってたので、テクニック的にはすごくレベル低かったろうなあという気がしております。今は。あと、宿のご主人がジャズ好きらしくて終始絞ったボリュームでクール・ストラッティンなんかがかかってたのが素敵でした。

小川のせせらぎと深い闇に誘われて、10時頃には早くも夢の中へ。あまりに深く安らかな眠りと、少々飲みすぎた気がしないでもないビールのせいで真夜中に目をさましたら、気にかけていた知らせが思いがけず早くに届いていたのを知って、ほっとして、ふたたび深い眠りに吸い込まれる思いでした。もしもあなたがわたしを嫌いじゃないのなら、わたしと同じように迷っているのなら、いっしょに夢をみてあげるよ。ほんとうに、そうすることができればいいと願っているのですよ、すこし離れたところから。おやすみなさい。