almost everyday.

its a matter of taste, yeah

いつまでたっても安心できない

10時にゆっくりと目をさまし、まずはバスで駅前へ出てその後地下鉄に乗り換えて泉まで。半年ぶりでベガルタ仙台の試合を見にきました。ここへ来るのは3度めですが、来るたびいつも毎回律儀にあの雰囲気に圧倒されて涙ぐみそうになってしまいます。今回も、やっぱりそう。それと、サポーター席のいちばん後ろに毎回必ず飾られている「it's only football(but I like it!)」ていう横断幕にも(勝手に)じーんと来てしまいます。サッカーでも野球でもいいけど、応援すべきホームチームのいる街というのはいいものだなあ。というようなことを、黄色いユニホーム姿のおばあちゃんや小学生とすれ違うたびに考えてしまう。いいなあ。うらやましいなあ。

それで試合の内容はと言うと、前半に先制するも後半いちど追いつかれ、終盤に追加点を入れてそのまま逃げ切る。といった感じで見ていてたのしかったです。すぐ真後ろの席によく通る声の男性がいて、そのひとがワンプレーごとにわかりやすく的確な感想を呟いてくれるのでまるで解説者といっしょに観戦してるかのような気分でした。なんてお得なシチュエイション。

スタジアムを出た後は駅前へ戻り、相方の買い物につき合いました。alookで新しい眼鏡をひとつ、それから今まで使ってた眼鏡のレンズ交換。だいぶ遅くなりましたが、これは今年の誕生日プレゼントです。新しいフレームはチタン製でこれまでよりもずっと軽く、耳にかかる部分もやわらかいのでかけ心地がよさそうです。早く慣れられればいいのだけれど。眼鏡って、意外に新しいのが目や顔になじむまでに時間がかかるように思うのです。そんなことない?眼鏡が仕上がるまでは近くのルカフェ・ドトールでひと休み、ひさしぶりに食べたミルクレープがおいしくて思わずほっぺがゆるみました。ここの椅子はとてもふかふかしていて、身体をすっぽり包んでくれるような座り心地がすてきだなあと思います。たくさん歩いたな、今日は。

このひとと家族になってもう2年以上にもなるのに、未だに何だかどうしようもなく不安になることがあります。目の前にいるこのひとはいつも健やかで満たされていて、足りないものなど何もないように見えてしまうから、かもしれません。もちろん、ごく当たり前の疲れだとか不満だとか苛立ちだとかそういうものを抱えているのは分かるのだけれど、切実に何かを求めるところは未だに一度も見ていない気がします。もちろん、この「何か」というのは、恥を承知で正直に言うなら「わたし」に他ならないわけで、それがどうしようもなく悲しいことのようにずしりと重たくのしかかってくるのです。わたしを手なずけて好きなようにできるのはどう考えても間違いなくこのひとひとりだけだけど、それじゃあ、このひとにとってのわたしは?とひとたび考え出すと、足元から地面が崩れてくるんじゃないかという気がしてしまいます。どうしてこんなに心細いんだろう。寒いからかしら。あったかくして眠ります。おやすみなさい。